◇103◇ ページ5
「あの…隼人はどこか行きたい所あるの？」
獄寺「え？いえ、特に…」
「じゃあ私と来てくれないかな。それで、ツナくんがハルちゃん達の方につくっていうのは？」
私の提案にツナくんは一瞬目を丸くしたけど、すぐ頷いた
ツナ「…Aがいいなら。獄寺頼めるか」
獄寺「自分はいいっすけど」
山本「決まりだな！」
…
十字路でみんなと分かれ、隼人と並んで私の家に向かう
2人で歩くなんて想像もしなかったな
「ごめんね、付き合わせて」
獄寺「いえ、どうせ暇でしたし……それより本当に俺でよかったんすか？」
「…？」
獄寺「俺より10代目と2人の方がよかったんじゃ」
「え、」
何で…そんなこと思ったんだろう
何だか核心を突かれたような気持ちになって…焦って、咄嗟に笑って誤魔化した
「ツナくんにはハルちゃんがいるから」
獄寺「え？アホ女すか？」
「…あ」
…しまった、ハルちゃんの名前を出すなんて
「その…ハルちゃん繊細だから心配で。ツナくんと一緒なら安心かなって」
獄寺「……繊細？」
「うん？」
獄寺「俺にはAさんの方がそう見えますけど」
「私は…こう見えて図太いから、大丈夫」
だからビアンキさんもハルちゃんについて行ったんだと思う
こんな世界になっていなかったとしても…例えば家族が病気や事故で亡くなっている可能性だって十分あるわけで
それでも、見てしまえば向き合わなければいけない
10年後の未来を覗くって、そういうことだ
自分の想像している未来と違った時、私は何を感じるんだろう
京子ちゃんとハルちゃんは…大丈夫かな
2人ももちろんそれを分かった上で決心したんだろうけど…
「…あ、ここだよ」
家は10年経っても全然変わっていなくて、ほっとしたような、拍子抜けなような
ぐるりと周りを回って中の様子を伺ったけど人の気配はない
恐る恐るインターホンを鳴らしてみても、返事はなかった
近所の人に話を聞いてみると、少し前にしばらく家をあけると言っていたらしい
獄寺「じゃあ、いきます」
「お願いします」
誰も居ないことが確認できたら鍵を壊して入ってもいいと言われていたので、そうすることにした
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アイシー(プロフ) - 今まで白ツナや黒ツナ等だったので、ハイパーって新しい！と思ったのと同時にハイパーツナ君に惚れてしまいましたｗハイパーでもツナはツナのままのところとかがすごく可愛らしいし、戦闘シーンはかっこいいです！これからも頑張ってくださいっ!!! (2015年6月22日 7時) (
レス) id: dfd3b15349 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 夏みかんさん、初めまして！ハイパーカレシ、ツナのちょっと不器用な感じと、夢主ちゃんのツナへの思いがもうたまらないです！ご自分のスピードでよろしいので、更新頑張ってください！応援させていただきます！ (2015年6月9日 2時) (レス) id: 75663eea7a (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - 突然失礼します。とってもいい小説なのでコメントさせていただきました。ツナさんと夢主の今後が気になりますが、雲雀さんと夢主の関係も気になります!!いったいどんな関係なのですか!?(これは聞いちゃダメか(笑)とっても気になります。頑張って下さい,応援しています。 (2015年5月25日 19時) (レス) id: be793533bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏みかん | 作成日時：2015年5月21日 16時
