◇122◇【怪物】 ページ24
今夜は京子ちゃんのお兄さんとバジルくんの歓迎会
食堂を飾りつけて、料理も腕によりをかけた
了平「いいかお前ら！俺が来たからには極限に大丈夫だ！打倒白蘭、打倒ミルフィ…ふがっ！？」
獄寺「バカッ！」
元気よく声を上げるお兄さんの言葉を遮って、隼人が何やら耳打ちした
了平「おっ…おっとしまった！10年前の相撲大会の話をしてしまった！」
そのやり取りを笑って見守りながらも、心の片隅で「ああ、またか」と思った
今までも、私達女子が居る前だと話を誤魔化されることが何度かあった
ずっと「言えないこともあるんだろう」って割り切って、詮索せずにいたけど…
最近は「男の子たちばかりに背負わせていて、すごく無責任じゃないかな？」って…考えるようになった
昨日見たツナくんの背中が頭を過ぎった
あれを見て、今まで通りになんて思えない
この世界で何が起きていて、ツナくんが何を抱えて、何故闘っているのか……知りたい
…
歓迎会は大いに盛り上がって遅くまで続いたため、片付けは明日に回して早々にお風呂を済ませた
一緒に入浴したみんなに「先に部屋に戻ってて」と伝え、私はツナくんの部屋に向かう
6階に来たついでに、包帯を替えさせてもらおうと思ったんだけど…
部屋の前まで来て、急に緊張してきた…！
今日で2日間の休暇は終わり、明日からまた修業が始まる
だというのにツナくん達はトレーニングルームに籠りきりで、歓迎会でもあまり喋れなかった
「2人で話せる」って思ったら、変な力が入ってしまって…
「…ふぅ、」
一度小さく深呼吸して、余計な思考を引っ込める
いつまでも部屋の前をうろうろしているわけにもいかないので、意を決してノックした
「ツナくん、居ますか？」
ツナ「A！？」
「え…？」
ツナくんの声が聞こえると同時に、部屋から光が漏れ出した
目の前が真っ白になり、次の瞬間、私は爆風で吹き飛ばされ壁に叩きつけられた
「きゃあ…っ！？」
体に力が入らず、ずるりと崩れ落ちる
「…ぅ……」
ツナ「A！！」
意識が朦朧とする中、ツナくんの私を呼ぶ必死な声が聞こえた
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アイシー(プロフ) - 今まで白ツナや黒ツナ等だったので、ハイパーって新しい！と思ったのと同時にハイパーツナ君に惚れてしまいましたｗハイパーでもツナはツナのままのところとかがすごく可愛らしいし、戦闘シーンはかっこいいです！これからも頑張ってくださいっ!!! (2015年6月22日 7時) (
レス) id: dfd3b15349 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 夏みかんさん、初めまして！ハイパーカレシ、ツナのちょっと不器用な感じと、夢主ちゃんのツナへの思いがもうたまらないです！ご自分のスピードでよろしいので、更新頑張ってください！応援させていただきます！ (2015年6月9日 2時) (レス) id: 75663eea7a (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - 突然失礼します。とってもいい小説なのでコメントさせていただきました。ツナさんと夢主の今後が気になりますが、雲雀さんと夢主の関係も気になります!!いったいどんな関係なのですか!?(これは聞いちゃダメか(笑)とっても気になります。頑張って下さい,応援しています。 (2015年5月25日 19時) (レス) id: be793533bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏みかん | 作成日時：2015年5月21日 16時
