◇115◇ ページ17
ハル「…ハルに振り向いてくれないことは、分かってました。だから…いいきっかけだと思います」
「そ、そんな…、諦めちゃうってこと？」
ハル「…はい！」
「未来は変えられるかもしれないのに…！？」
つい強い口調になってしまった私に、ハルちゃんが驚いた顔を向けた
「…ハルちゃんは……いつもおひさまみたいに笑って話しかけてくれるよね」
ハル「はひっ？」
「私はそんなハルちゃんが大好きで、すごく励まされてて…ツナくんもそうだと思うの」
ハル「！」
「ツナくんはハルちゃんといる時は、気兼ねない感じがするから」
2人が話しているのを見て、いつもそう感じていた
それはやっぱり今まで重ねて来た時間や信頼があってこそのものだと思うから…
少し羨ましくて…心のどこかで「追いつけないな」って、寂しかった
「ツナくんの気持ちがどうかとかは私には分からなくて…だから何を言っても無責任な言葉になっちゃうけど…っ、でも……」
ずっと目を丸くして聞いているハルちゃんの手をきゅっと握った
けれど…私はそれ以上、自分の思いを口に出すことはできなかった
…ハルちゃんにはちゃんと心から笑っててほしい
諦める理由が“別の人といる未来を知ったから”なんて、そんなのあんまりだ
そう言いたくても…ハルちゃんだってきっと沢山考えて、色んな思いを持って“諦める”って選択をしたんだって思ったら…
「……ごめん…ハルちゃんだって諦めたいわけじゃないのに…」
ハル「謝る必要なんてないですよ」
彼女は、また微笑んだ
ハル「ハル、Aちゃんともう少しお話していたいです。一旦、これ片付けちゃいません？」
「あ…、そうだね…」
食料庫に、カタンカタンと物を置く音だけが響く
その間に私は冷静になって…「さっきの私の言葉でハルちゃんが嫌な気持ちになってたら」と考えて、気持ちが沈んでいった
あと少しで全て片付くというところで、ハルちゃんは聞き慣れた明るい声色で話し始めた
ハル「実はハルも、Aちゃんの気持ち知ってるんですよ」
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アイシー(プロフ) - 今まで白ツナや黒ツナ等だったので、ハイパーって新しい！と思ったのと同時にハイパーツナ君に惚れてしまいましたｗハイパーでもツナはツナのままのところとかがすごく可愛らしいし、戦闘シーンはかっこいいです！これからも頑張ってくださいっ!!! (2015年6月22日 7時) (
レス) id: dfd3b15349 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 夏みかんさん、初めまして！ハイパーカレシ、ツナのちょっと不器用な感じと、夢主ちゃんのツナへの思いがもうたまらないです！ご自分のスピードでよろしいので、更新頑張ってください！応援させていただきます！ (2015年6月9日 2時) (レス) id: 75663eea7a (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - 突然失礼します。とってもいい小説なのでコメントさせていただきました。ツナさんと夢主の今後が気になりますが、雲雀さんと夢主の関係も気になります!!いったいどんな関係なのですか!?(これは聞いちゃダメか(笑)とっても気になります。頑張って下さい,応援しています。 (2015年5月25日 19時) (レス) id: be793533bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏みかん | 作成日時：2015年5月21日 16時
