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智
今日の晩飯も旨かった。いっぱいになった腹をさすりながら部屋でくつろぐ。
普段は飯の後リビングにいることが多いけど今日は別。
和が話したいことがあるらしい。
いつも皆相談事があると翔くんの方に行っちまうからな、頼られてちょっと嬉しい。
和「おじさん、入りますよ。」
ノックは無しで声だけかけて入ってくる和。いつもそうなのだが返事をしなくても勝手に入ってくる。
ノックくらいしろよーって前に言ったら、だっておじさん気づかないことの方が多いじゃないですか、て言われちまった。
和は我が物顔でベットに腰掛ける。
和「ちょっと聞きたいことがあるんですけど…。」
智「うん、どうした?」
ちょこっとだけ目線を彷徨わせた後、声を潜めて聞いてきた。
和「あの、『鬼』について何か知ってたりしますか?」
鬼…。まさか和の口からこの単語を聞くとは思っていなかった。
智「…前に翔君くんに言われて行った京都の霊能力者の家で聞いたことがあるよ。向こうも見たことは無くて知識だけだったけど。…どうして急に?」
まさか和が見かけたとか…?
智「まさかと思うけど、お前鬼に会ったりしてないよな!?」
思わず荒くなった語気に和がクッと縮こまる。
智「あ、ごめん。つい…。」
和「いえ…、私は会ってないですよ。それより、そんなに焦るほどやばい奴なんですか?」
和が関わっていないことにホッとしつつ、「私は」という言い方に引っ掛かりを覚える。
ひとまずは俺の知ってることを話してから、もう一度聞いてみなきゃだな。
智「聞いた話だけど…。鬼っていうのはすごく力が強いんだ。それこそ俺らと同じかそれ以上には。相性とか作戦次第ではあっという間に俺らが全滅するかもしれないくらい。」
和はスッと顔を青くした。俺らが全滅って相当だからね。
智「鬼はもともと人間なんだ。人間が負の感情を大量に抱え込むとなるんだって。霊だと悪霊だけど人は鬼になるらしい。でもその量はすさまじいらしくて普通の人間にはできないって言ってた。だから詳しいことは良くわかってないの。でも負の感情を溜め込んで変化したモノだからだいたいはこの世を恨んでる邪悪な存在なんだって。力が強いのに邪悪だから昔は見つけ次第討伐隊が組まれるほどだったとか。」
和「そんなやばい奴なのか…。」
神妙な顔で何かを考えている和に俺は気になっていたことを問いかける。
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とうこ(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています！4か、5か…の間？のような感じで、4人でSさんの力を小さくし、小鬼？くらいの能力に抑えながら、永く同じ時間を過ごしていく…みたいな感じもどうかな？と思いました。どんな結末になるか楽しみにしています！ (2021年12月19日 19時) (
レス) @page49 id: d6b414cbbc (このIDを非表示/違反報告)
花序(プロフ) - はじめまして。いつもひっそり楽しく読ませていただいております！わたしは5を希望します。先に寿命を迎える事は悲しい事ですが翔くんの心が4人によって浄化されたらいいなと思います。そしていつかまた何らかのカタチで再会できたら幸せですね。 (2021年12月18日 20時) (レス) @page49 id: 9d25e37658 (このIDを非表示/違反報告)
まさきっち - 私は4を希望します (2021年12月16日 12時) (レス) @page49 id: 61f762c73c (このIDを非表示/違反報告)
翠奈 - ４です。でも、いつかまたあおうねってかんじでおわかれがいいです。できれば、１年後とかに４人の能カも消えて、翔くんもふつうになって５人でくらすっていうかんじがいいです。色々すみません！！ (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 87c0cb4545 (このIDを非表示/違反報告)
夏音(プロフ) - 4 なのですが、数十年後に4人の前に生まれ変わった幼い翔くんと出逢い5人で暮らすとか。ほんのりアンハッピーじゃなくなるといいなぁ。 (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 4a8a281850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽方向 | 作成日時：2021年11月1日 11時
