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｢うわぁーー！！｣
続々と受験者が集まっていく中、地下道中に悲鳴が響いた。
｢うぅ…あぁ！あぁ…あぁ…あぁ！あぁ…｣
A｢…｣
私の目の前では、ヒソカに肩がぶつかった受験者の腕が花びらと化していっていた。
ヒソカ｢あ〜ら、不思議。腕が花びらとなって腕が消えちゃった。タネも仕掛けもございません。気を付けようね。人にぶつかったら謝らなくちゃ｣
突然のことに受験者達はざわつき始める。
見たところ、数人はヒソカのことを知ってるようだ。
ヒソカ｢さ、行くよA♡｣
A｢…｣
私は壁から背を離し、ヒソカについて行った。
A｢あまり目立たないでくれる？｣
ヒソカ｢ごめんごめん♡｣
ゴンside
トンパ｢まぁ他にもいるが、この辺りが常連だな｣
ゴン｢へぇ〜｣
｢うわぁーー！！｣
トンパさんに他の人達のことを教えてもらっていると、悲鳴が聞こえてきた。
｢うぅ…あぁ！あぁ…あぁ…あぁ！あぁ…｣
振り向くと、男の人の腕が花びらになって消えていっていた。
その人の目の前には、不気味な雰囲気を出す男が立っていた。
ヒソカ｢あ〜ら、不思議。腕が花びらとなって腕が消えちゃった。タネも仕掛けもございません｣
ゴン｢！｣
ヒソカ｢気を付けようね。人にぶつかったら謝らなくちゃ｣
トンパ｢ヤバい奴が今年も来やがった｣
ゴン｢今年も？｣
クラピカ｢ということは、去年もいたのか？｣
トンパ｢44番、奇術師ヒソカ。去年合格確実と言われながら、気に入らない試験官を半殺しにした奴だ｣
レオリオ｢そんな奴が、今年も堂々とテストを受けられるのかよ！？｣
トンパ｢当然さ。試験官もテスト内容も毎年変わるし、テスト内容は試験官が決める。その年の試験官が｢合格｣と言えば悪魔だって合格出来る。それがハンター試験さ｣
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年4月9日 3時
