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ベッキョンは私の後輩だし、そのベッキョン誘えって言ったのはミンソクだし、そして私が間を取り持つって意味でこの場にいるのはもちろん当然でしょ。
3人なら何も気にしなくて良かったのよ。
それが蓋を開けたらもう1人増えてんだもん。
疑問が浮かぶのは当たり前。
ミンソクとベッキョンはビール飲みながら意外にも仕事の話してる。
時々脱線してるけど。
ギョンスくんは会話には然程加わっていなくて、彼も同じくビールの中ジョッキ片手に1人でホッケばっかりつついてる。
そして私はギョンスくんの囁きに縛られて、薄〜〜〜〜めのウーロンハイで喉を潤していた。
ほぼウーロン茶だよこれ。
しっかしギョンスくんよ。君は一体何しにここに来たんだい？
たまにスマホに視線を移しながら黙々と箸を伸ばしているけれど、彼がいる理由が全く分からないよ私は。
「あ、ねぇベッキョン。よくここの予約取れたね。
この間雑誌にも紹介されてたし中々予約取れないって総務の女の子が言ってたけど。」
「いやーほんとよく予約出来たよな。俺も来たいとは思ってたけどいつも満席なんだよここ。」
飲みに行こうって誘ったのはつい先日。
しかも明日は休みで案の定行列出来てたもんね。
ベッキョンってば案外やり手なんだから。
…もしかして世渡り上手なのが功を奏して？
そんなわけないか。
「あー、それね。こいつのお陰。」
焼き鳥を豪快に食べながら伸ばした手は、隣に座るギョンスくんの左肩。
「お陰って？」
「知り合いにツテがあるんだって。な？」
6個の目は自然と彼に集中する。
でもギョンスくんは黙ったまま、ただ頷いただけ。
こんな人気店にコネがあるなんて、さすか大手の社員は違う。
「そんでお礼に奢ってやるからって言ったら珍しくついて来たの。」
ベッキョンの言葉にいささか不服そうな表情こそ浮かべたけれど
結局ギョンスくんは口数少なめで、それ以降も特に何も言ってはこなかった。
普段は付き合い悪くて中々重い腰を上げないと言われてた彼が、奢りの一言でやって来るとは。
まぁ人間なんてそんなもんよね。
タダ酒で酔えるなら、それより良いもんはない。
彼もただの人だったわけか。
同じ人種なんだと思ったら、隣人であるという事も手伝ってか妙に親近感がわいた。
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ちー(プロフ) - とっっっっってもかわいいな、先生 (2018年8月4日 21時) (
レス) id: b30b6d91a4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - ギョンちゃんのツンデレ、可愛すぎます。ミンソクさんに美味しいなんていわれたらキュンです\(//∇//)\お話とっても楽しみにしています(o^^o) (2018年8月4日 21時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
のんたま(プロフ) - このお話の、ギョンスのツンデレ具合が大好きです。更新楽しみにしてます。 (2018年8月3日 19時) (レス) id: b89da2edc7 (このIDを非表示/違反報告)
千尋 - わ！もしかして主人公ちゃんとギョンスが好きな映画「かもめ食堂」ですか〜？恋はスマホでとっても面白いです！更新楽しみにしています！ (2018年8月3日 14時) (レス) id: 8337028c26 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます！ワクワクニヤニヤ楽しませていただいています！『美味しい』って言葉は本当に嬉しい言葉ですよね。主人公ちゃんの気持ちにめっちゃ共感しちゃいました！ (2018年5月17日 5時) (レス) id: fd6488e944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2018年3月13日 21時
