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中間テストが終わって
久しぶりに4人で寄り道して帰ることになった
カフェでガールズトークなんていつぶりだろう
テストだから午前中で学校は終わりで
午後はずーっとカフェにいた
ランチ頼んだけど
その後コーヒー1杯で居座られたら
お店としては迷惑な客だろうな
久しぶりだから時間も忘れて話し込んでたけど
外を見ると雲行きが怪しい
「そろそろ帰ろうか、私傘持ってないし」
ジアの一言に同意し
お店を出た
もちろん私も傘なんて持っていない
ユジンと途中で別れて一人になった途端
ポツポツと降り出した
これくらいなら、そう思って歩いてたけど
いつしか本格的に降り始めて
仕方なく雨を避けるためにシャッターの降りたタバコ屋に避難した
いつ止むんだろう
通り雨なら良いのにな
けれど全く止む気配はない
もう少し早く帰ればよかった
見上げると向こうの空がピカッと光った
次の瞬間遠くからゴロゴロと音が聞こえた
雷まで鳴っちゃって、大げさな
一向に止む気配はないし
近くにコンビニもないし
もはや濡れて帰ろうかと覚悟を決めた時
車が一台目の前を通過した
水たまりがはねて
泥水がバシャッと足元に掛かった
「最悪…」
濡れる覚悟はしてたけど、こんな濡れ方は覚悟してないよ
白いハイソックスが茶色に染まって
申し訳程度にハンカチで拭いてみるけど
綺麗になるわけもなく、ハンカチも汚れてしまった
「ついてないな…」
ため息一つ漏らして未だ強く降り続ける雨の中を歩き出した
走るほど元気もないし、もう濡れてるし
風邪引くかもなぁ、って思いながら歩いていると
何故か雨が私を打つのをやめた
「何やってんだよ」
影をさしたのはジュンミョンだった
「ちょっとこっち来い」
促されて私はさっきまでお世話になったタバコ屋に出戻り
されるがままに
ジュンミョンは何故持ってるのか知らないけど
スポーツタオルを取り出して、私の頭をわしゃわしゃと拭いてる
「よし」
何が良いのかわからないけど
髪の毛から顔に伝っていた水滴に悩まされることはなくなった
「帰ろう」
そう言われると同時に、中学の時同じようなことがあったなと思い出した
「私、まだここにいる」
「何言ってんの？傘ないくせに」
彼女がいる人の傘に無闇に入ることなんて出来ない
私も少しは大人になったんだから
それが良くないことくらいわかってる
でも私の言葉なんて御構いなし
ジュンミョンは手を引いて私をタバコ屋から連れ出した
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
