男の子は苦手です。【桃】 (ページ37)

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桃 side

同じクラスのはずの藤井は、なぜか隣のクラスのアンカーになってた。

なんでやねん。

青「なぁ、小瀧くん。
勝負しよや。」

『勝負？』

青「おん、勝負。これで負けたらAから手を引く、ってことで。」

『言うたからな、』

こんなんで、俺が負けて、 Aちゃんがどうなるかわからんやんけ、

Aちゃんがどんどん近づいてきて、

「っ、小瀧くん ... 、！」

任せとき、 Aちゃんのためにも負けへんよ。

でも、こいつ中々足速いやんけ、くっそ、

やばいって焦りだしたら、 Aちゃんからの応援が聞こえて。

そうや、ここで負けたらAちゃんをあいつに渡すことなるんや。

そう思うと、あいつを抜いて、ゴールテープを切る事が出来た。