男の子は苦手です。【桃】 (ページ32)

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パッと目を覚ますと、大毅と小瀧くんが何やら話し込んでて。

赤「あ、目ぇ覚ましたか。気分悪ない？」

『ん、だいじょぶ、足痛かったよね？ごめん、ありがとう。』

赤「ええって。気にすんな」

桃「 Aちゃん、」

眉を下げて、困り顔の小瀧くん。

怒られた子犬みたいだな。

『小瀧くん、これからも接し方変えないでいいよ。私が苦手なのは、あくまでも " 流星 " だから。』

桃「でも、それから男全般無理なんちゃうん ... ？」

『まぁ、そうだけど、小瀧くんはたぶん大丈夫そうだから、変えなくていい。』

小瀧くんは、流星みたいに、横暴で、自己中で、最低なやつとは思えないもん。

容姿が同じように格好良くても、違う。

小瀧くんとなら、仲良くなれそうな気がした。