正�� ページ33
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「ほんで、あと隠しとることないか？」
横山さんに言われて、3人で頷く。
「…あの、横山さんたちは…？」
俺が気になっていたことを、先に淳太くんが聞いてくれた。
「ん、ああ」
「…ヨコ、お前散々言わせといて自分は言うてなかったんか」
「…はい」
ここまで静かに聞いていた村上先生が、少しだけ俺たちと話すトーンより低めに言うと
横山さんは、びくっと体を震わせたあと、小さく頷いた。
「…はぁ…すまんなぁ、ずけずけ聞いてしもて」
「あ、いえ、自分もちゃんと言ってなかったので…」
「許したってな、多分同じような立場に居る中間さん達の助けになりたかったやと思うわ…」
「助け…同じ立場…」
同じ立場とは？
全く状況が読めない自分とは裏腹に
淳太くんは少し考えたあと、何かを勘づいたみたいで顔を勢いよく上げた。
「…もしかして、村上先生、
サッカーやられてます…？」
「ん？ああ、サッカーと言うかフットサルやけどなあ。サッカーも経験者ではあるで」
……そう言えば、望がクラブチームに入りたての頃何を揃えればいいのか考えていた時
淳太くん、上司の恋人さんがサッカーやってて聞いてみた言うてたな……
え
恋人…？
「……え、もしかして」
そう一言呟くと黙ってた横山さんが口を開いた
「…ヒナは俺の恋人です……」
「うえええええ！！」
あっっぶな、目の前の麦茶零す所やったわ！！
立ち上がる勢いで、驚いてしまった
「え、ヒナって…」
「ああ、俺の事や。高校からこの呼び方だからお互い身についちゃってなぁ」
治らんのや
って、笑っているけどそれどころじゃなかった
「…ほんまですか」
「ここまで来て、なんでお前に嘘つかなアカンねん」
「ですよね…」
淳太くんは横山さんに再度確認して、空いた口が塞がらない。
「だから、俺が照史のこと言った時、さほどリアクションなかったんですね…」
「リアクションはしたやろ。まあ、自分だけやないんか、って驚きはしたけどな」
思わず村上先生の方を向いてあんぐり
当の村上先生は、可愛らしい八重歯を見せて
「そんな驚くことか？」
と大笑いしていた。
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ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、ありがとうございます！また覗いてやってください、これからも宜しくお願いします (2020年7月3日 12時) (
レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - ご返信ありがとうございます。そうなんですね。ずっと拝読させていただいていてそういえば。。と思ったので思い違いでなくて良かったです。何時までもお待ちしていますので、ご自分のペースで無理なく執筆していただけたらと思います。 (2020年7月2日 23時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、はじめまして。まだ出てきてないんです…。実はしげが1番のんびり出てくるので、気長に待ってて頂けたらと思います<(_ _)> (2020年7月2日 23時) (レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - はじめまして。見逃し出したら申し訳ないのですが、しげさんってもうでてきましたか？ (2020年7月2日 13時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - みずほさん» みずほ様、コメントありがとうございます！弟さん、高身長ですね！すごい！励みになります、ありがとうございます！また覗きに来てください(o^^o) (2020年5月22日 17時) (レス) id: dd19ecb6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ターコイズ | 作成日時：2020年5月15日 22時
