よんわ ページ6
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は?!
『ちょっと太宰さん?!どうしました?!毒キノコでも食されました?!』
太「ははっ、それはそれは大変だね、でも残念ながら私は元気だよ」
理解が追いつかない
それよりも太宰さんに抱き着かれているという状況に私はとても、とても!!!困惑している
『えっと...』
流石にずっと動かないのは自分が恥ずかしい
羞恥心でどんどん顔が熱くなって行くのが分かる
太「君は綺麗だね」
『...』
正直言って何この雰囲気
恥ずかしいのもそうだけど太宰さんの声がすぐ側から出て
大人びた声で私に囁いてくる
ガチャッ
仙「泡、この書類、太宰幹部に渡して欲しいんだけど」
仙「.....嫌...何やってんの」
最愛の妹よ、私にもよく分からん
太「これはこれは仙ちゃん!中也の元に配属されたみたいだね!彼奴は大分野蛮だろう...私の部下に!!」
仙「お断りします」
『あの〜、そろそろ離れて頂けませんか太宰さん...』
仙「...!」
仙「あー何だか私急に泡の将来が不安になって来たなー」棒
『えっちょっとそれどういうこと?!』
仙「泡には幸せな家庭を築いて良い母になって欲しいなー」棒
チラッ
チラッ
太「ふぅん...だ、そうだ!仙ちゃんも心配しているようだし!泡くん!私と恋仲になろう!」
『は?!』
仙「えぇ〜いいじゃん泡〜!入社した時も太宰幹部の事ばっかり見てたもんね〜!」ニコニコニコニコニコ
我が姉ながら妹をここまで恨んだことはありません
だけど太宰さんの優しい所や顔が好みな所に間違えはない
『でっでも私なんかが...!ていうかまだ会って2日目だよ...?!』
仙「私、知らなぁい、でも少なくとも太宰幹部は泡に好意を示してるみたいだけど?」
太「うーん、流石に見抜かれてしまうか!」
仙「じゃあ、書類も渡したので私は帰ります!」
おい妹放置するな
太「...泡くん、こんな私だがお試しででも私と恋仲にならないかい?」
太「先程仙ちゃんも言った通り私は君に興味を示して好意も向けている」
太「私と恋仲になり、矢張りそれでも私を異性として感じられないのなら私は諦めよう」
悩みはした
でも答えは出さなきゃだよね
『...はい!』
仙のお陰もあり、私と太宰さんは恋仲になった。
所で中也って、誰の事なんだろう?仙の方もどんな風なのか気になるな
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作者名:KAZE | 作成日時:2022年6月18日 12時