信じてみても良いですか？ (ページ13)

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１３話ページ13

貴女side

相川さんは説明を終えると、

「じゃあ、Aちゃんの部屋につれてくね。」

と言って部屋までつれてきてもらった。
本当に広くて、前の私の部屋の２倍位あってびっくりしてしまった。

「ここがAちゃんの部屋だよ。
今は最低限の家具しかないけど、また後でちゃんとした家具を買いにいくから。
あと、さっきのルールを書いた紙が机の上に置いてあるから忘れたら見てね。」

『は、はい。』

「あっ、あと見せたいものがあるから、ちょっと隣の部屋に来て？」

何だろう、と思いついていくと、そこにはかわいい猫が２匹ゲージの中に入っていた。

「紹介するね。
この灰色の子がラガマフィンのいろは。
もう一匹はマンチカンのぽてと。」

ゲージから出しながら説明してくれている。

「おやつあげてみない？」

と聞かれ頷くと、

はい、とクッキーみたいなものを渡される。

それにすぐ反応したいろはちゃんは座った私の足に乗っかってきた。

可愛くて、つい笑みがこぼれる。
おやつをあげると、すぐになついてくれた。

その様子を見た相川さんはお昼ご飯の準備をしてくるから、出来たら呼ぶね。それまでこの部屋にいても、自分の部屋にいてもいいから。と私に伝え行ってしまった。

動物に触れあっていると落ち着くので、今日はここにいよう、と思い近くで横になったいろはちゃんとぽてとちゃんを撫で続けた。