俺の彼女がこんなにも可愛い【伏黒恵】

36話　伏黒side ページ45

伏黒side







伊｢都内の小学校で呪胎が発生しました
　 児童や近隣住民の避難は済んでいます
　 呪胎ですが、恐らく二級相当でしょう
　 それ以上になる場合は連絡を
　 準一級以上の応援を要請します｣

伏｢分かりました｣

伊｢では、“ 帳 ”を下ろします｣







昨日、久しぶりに五条先生に稽古をつけてもらった。




“悠仁に追い越されて焦った?”






正直、図星だった。

数ヶ月前まで、ただ身体能力が高いだけ(・・・・・・・・・・・)の呪いも見えない一般人だった虎杖に抜かされて。

俺は、昔から呪いに触れてきたはずなのに。






“まぁ 背に腹は代えられませんから”




伏｢………カッコつけてんじゃねぇよ…｣




そう吐き捨て、俺は落ちていた空き缶を蹴って
校舎へと進んだ。









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しくじった。


なんて事ない2級呪霊の討伐任務。


最近、考え事ばかりしているせいで。


才能を活かすことが出来ないせいで。


怪我ばっかりして。


家入さんにも迷惑かけて。


全部、全部、




俺が、弱いせいで。






俺にはあの人みたいはなれない。


それなら、いっそ、もう。


俺に生きている意味なんて。









諦めて目を閉じようとした



その時だった。






　

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