9話 ページ10
ショッピside
syp(あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"〜、まじかぁ……)
俺は人の家にも関わらず、不安でいっぱいになってしまい地べたに這いつくばる。
…今は猫だし、これくらいしても怒られないだろ。
↑
都合のいい所だけ猫の特権を使う。
syp(でも…確かトントンさんは女性が苦手だったのでは…？)
俺が入社した当時から、俺の知り合いの人達は女性人気が高かった。
それはトントンさんも例外ではなく、女性社員がどうにか話をしようと近づくが、業務以外の事は一切話さない。
前にコネシマさんが『トントンは女が近寄ってくる時、微かに手が震えてんねんwww』とか言っていたので、試しにチラ見してみた。
すると、確かにこの世の動きと思えないほどの速さで手が震えていた。
syp(Aさんは…好きな人だから特別…とか？)
少女漫画なんかでよくありそうな、『好きな人だから』なんて事もあるかもしれない。
ただ、俺から言わせてもらうと、好きな人だからこそ話せなくなるものでは無いのか。
実際、俺はAさんに惚れて3ヶ月の間、業務関係で少し会話した程度だ。
そもそも、俺はAさんの上司とはいえ、1対1で話す事はあまりないんだよなぁ。
syp(はぁ…頭が痛くなってきた…)
考えるだけでモヤモヤして頭痛がする。
もしかして俺は嫉妬深いタイプなのかもしれない。
A「ただいまー！」
syp「っ!!!」
玄関の方からAさんの声と袋のガサガサという音が聞こえる。どうやら帰ってきたようだ。
syp(…そうだ、今、俺はAさんの部屋にいるんだ。それだけでも進歩じゃないか)
まぁ、猫の姿というなんとも特殊なシチュエーションだが。
今はトントンさんとの事で悩むのではなく、猫の姿でAさんの傍にいることが出来る。
この状況を、楽しむことが大事だ。
…別に変なことは考えていないが。
A「猫ちゃん、寝室にいたんだねー。ただいまー」
syp「ﾆｬｰ……っ！？」
俺はあまりに驚き、後退りどころか飛び跳ねてしまった。
Aさんが部屋に入ってきて、俺は起き上がりAさんの足元に行った。
『おかえり』と、猫の言葉でもいいから言おうとしたんだ。
……っなのに!!!
？「おお、これがさっき言っとった猫かぁ…可愛ええなぁ……」
なんで、Aさんの隣に…トントンさんがいるんだ…？
------------------✁ｷﾘﾄﾘ線✁-----------------
更新が大幅に遅れてしまいました…申し訳ございませんm(_ _)m
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 501人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 早く続きが見たいなぁ…無理しないて度でね？ (2020年6月21日 23時) (
レス) id: 86566bce55 (このIDを非表示/違反報告)
腐林檎(プロフ) - 毒素推しの僕さん» いいんですか！？とても嬉しいです!!!ぜひお願いします！ (2020年2月27日 16時) (レス) id: 144fcaad9e (このIDを非表示/違反報告)
毒素推しの僕(プロフ) - 表紙のお話なんですが、猫がちょこんと座ってるだけのイラストとか簡単なもので良ければお描き致しましょうか……？|´-`)ﾁﾗｯ陰ながらいつも応援させていただいておりますゆえ、なにか協力できないかと思いまして…… (2020年2月26日 19時) (レス) id: 36958056a1 (このIDを非表示/違反報告)
腐林檎(プロフ) - 如月 ラムネさん» あ、ありがとうございます！そんなに喜んでいただけて嬉しいです！近いうちに更新しますので、少々お待ちください！ (2019年8月7日 14時) (レス) id: 144fcaad9e (このIDを非表示/違反報告)
如月 ラムネ - やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい！！！！！！！いや、まって？！腐林檎さん、神ですか？！神ですよね知ってます← 大好きな猫とショッピ君って……なんかもう……ね？←伝われ (2019年8月7日 13時) (レス) id: 45875a7f6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：腐林檎 | 作成日時：2019年4月5日 14時
