11話 ページ12
ショッピside
Aさんは俺の存在は関係なく上着を脱ぎ始めた。うん、この展開は聞いてない。
A「ん？猫ちゃんどうしたの？扉カリカリして。出たいの？」
そうだよ!!!出たいんだよ!!!なんで3ヶ月ほど前まで『好きな人いない歴＝年齢』だった俺が好きな人の着替えを見ることになるんだ！
…ましてや、猫の姿でなんて。
A「もしかして雄なのかな？でも猫にそんなに羞恥心あるのかな……」
ある。本当の猫は知らんがとにかく俺はある。
というか早く出してくれ。
なんで俺が雄かどうか判断している間にも服を脱ぎ続けているんだふざけないでくれ。
A「このまま扉をカリカリされても困るし…部屋から出すか」
Aさんは俺を抱き上げて寝室の扉を開く。
抱き上げて、なんて軽く言ってしまったが、今Aさんは…タンクトップ？キャミソールというのか？よく分からないが上半身はそれ1枚なのだ。
つまり…意味が分かるだろうか。
syp(〜〜〜〜〜!!!!!!)
だ、弾力が当たって……。なんか俺変態みたいだ。鬱先生じゃあるまいし、うん。心を無にしよう。
A「トントーン、猫ちゃんと一緒にいてもらっててもいい？」
リビングの方にいたトントンさんが見えた。
おそらく俺の顔は死んでいるだろう。
なんせ心を無にした上、トントンさんが目の前にいるのだから。そりゃ目も死ぬ。
tn「おー、ええけどなんか猫の目死んで……!!!Aっ！なんちゅう格好してんねん！/////」
A「え？…あ」
『しまった』と言ってAさんは寝室の方へ戻って行った。てかトントンさんはAさんのああいう姿には慣れていないのか。
…つまり、そういう事はまだしてない…？
いや、していても慣れていない可能性も…
tn「名前なんやっけ？まぁええや、猫はん、こっちおいでー」
そうだ。こんな事考えている場合じゃなかった。今は目の前に居るトントンさんだ。
トントンさんは胡座をかいて俺が来るように膝をとんとんとして待っている。
syp(うっ…気持ちよさそう…)
猫の本能なのかは知らないが、俺はトントンさんの元へ歩き、胡座の中にスっと座った。うん、やっぱり心地いい。
tn「あれ、さっき噛み付かれたから来ないと思っとったわ…もしかして、胡座が好きなのか…」
違うわ。なんか猫になってから俺はおかしいんだ。
別に胡座の上に座るのが俺の趣味という訳では無い。
…まぁ、心地いいのは事実だけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 501人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 早く続きが見たいなぁ…無理しないて度でね？ (2020年6月21日 23時) (
レス) id: 86566bce55 (このIDを非表示/違反報告)
腐林檎(プロフ) - 毒素推しの僕さん» いいんですか！？とても嬉しいです!!!ぜひお願いします！ (2020年2月27日 16時) (レス) id: 144fcaad9e (このIDを非表示/違反報告)
毒素推しの僕(プロフ) - 表紙のお話なんですが、猫がちょこんと座ってるだけのイラストとか簡単なもので良ければお描き致しましょうか……？|´-`)ﾁﾗｯ陰ながらいつも応援させていただいておりますゆえ、なにか協力できないかと思いまして…… (2020年2月26日 19時) (レス) id: 36958056a1 (このIDを非表示/違反報告)
腐林檎(プロフ) - 如月 ラムネさん» あ、ありがとうございます！そんなに喜んでいただけて嬉しいです！近いうちに更新しますので、少々お待ちください！ (2019年8月7日 14時) (レス) id: 144fcaad9e (このIDを非表示/違反報告)
如月 ラムネ - やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい！！！！！！！いや、まって？！腐林檎さん、神ですか？！神ですよね知ってます← 大好きな猫とショッピ君って……なんかもう……ね？←伝われ (2019年8月7日 13時) (レス) id: 45875a7f6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：腐林檎 | 作成日時：2019年4月5日 14時
