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国語研究室を出て体育準備室へ向かう。
つい、2ヶ月ほど前。
保健室へ行く道中もこんな感じだった。
先生が私の前を歩いて、その背後を私が歩いて。
何故か、その時は廊下で誰にも出会わなくて。
気不味いような、それでいいような。
自分ではどうにも判断出来ず、先生からも何も言われないまま、ただ、歩いて行く。
S「智くーん」
先生が何の躊躇いもなく体育準備室へ入って行く。
………てか、今日は準備室に居るんですね。
O「おー翔くん。よく此処って分かったね。」
S「昼休みの時に松潤に『今日はもう来るな！』って追い出されてるところを見たからさー。」
O「あー見られてたんか。んで、キミは？」
心外だ。
『一応うちのクラスの教科担当大野先生なんですが』
O「ぅえ？」
心外だ。(2回目)
『覚えてないんですか。』
S「智くん名前覚えるの苦手だからなぁ。」
そうは言ったって。覚えられてないのは傷付くじゃないですか。
O「あー！思い出した！田中さん？」
『全然違います。』
S「ふはっ」
えー、と残念な顔をしてまた私の名前を思い出すべく唸りだす大野先生。
その横で笑ってらっしゃる櫻井先生。
.
________何しに来たんだっけ。
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フレンチ糖スト(プロフ) - 翠霞さん» こちらこそ、初めまして。嬉しいコメントありがとうございます。実は私も翠霞さんのお話を読ませていただいていまして、凄くお話の作りが上手いなぁといつも尊敬しながらお話を楽しませていただいています。私も陰ながら応援しています。 (2021年1月18日 18時) (
レス) id: ff01346260 (このIDを非表示/違反報告)
翠霞(プロフ) - 初めまして。いつもひそかにお話を読ませていただいております。フレンチ糖ストさんのお話が好きです。これからも応援しています。 (2021年1月17日 22時) (レス) id: c90e2b0ac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フレンチ糖スト | 作成日時：2020年5月30日 20時
