飲み会v2 ページ27
らっだぁを締め上げていたぺんちゃんを落ち着かせ、また3人で飲み始める。
今日は金曜日、所謂華金だ。
この前私がすっぽかした分、今日は夜が明けるまでうちで飲むらしい。
そして何故かクッションしかなかった私の部屋に、ぺんちゃんが座椅子を3人分買ってきてくれた。
勢いで持ってこられたけど、自分好みにウチを改造するつもりだろこいつ。
…まぁ楽だからいっか。
rd「ほーん、チーノ君がスパイねぇ。」
pt「心強いよな！てかあの子めっちゃ大きくなってたね！」
とりあえず現状の情報共有と、チーノがスパイとして手伝ってくれる事を伝えた。
ぺんちゃんは偶々校舎で会った時に笑顔で挨拶されたらしく、覚えてくれてた〜と喜んでいる。
あれ？昔からチーノってらっだぁとかぺんちゃんの事睨んでた気がしたけど…嫌いでは無いのか。
『ところで2人のとこは大丈夫そうなの？』
pt「俺は子分達の前に他の不登校復活で忙しいや…。」
ぺんちゃんがうっうっと泣き真似をするのにノり、よしよーしと肩をさすってやる。
うーん確かにあの不登校の数は大変そう。
ちょこちょこ生徒が戻ってきてるあたり、ぺんちゃんも相当努力してるよなぁ。
そんな私達を死んだ目で見ながら、思い出したようにらっだぁが話し出した。
rd「そういや俺、Aに手伝って欲しい奴がいるんだけど。」
『ん？手伝う？』
rd「女じゃないと動かないんだよね、そいつ。」
『え、まって、私が女としての力を使うと？』
rd「そう。」
『今まで拳でしか戦ってこなかった私に？』
rd「はぁ…じゃあ女にさせてやろうかぁ？」
らっだぁに顎を掴まれぐいっと引き寄せられる。
深海を表したような目に吸い込まれないよう、目を瞑った瞬間「へ？」と間抜け声が聞こえた。
手が緩んだ隙を見逃さず、そのまま頭突きをお見舞いしてやる。
爆笑するぺんちゃんと、頭が痛いはずなのにテーブルに肘をついて手で顔を隠すらっだぁ。
高校時代の時からよく似たような事をされてきたから慣れたもんだ。
コイツ酔うとキス魔になるからな、避け方プロになったわ。
良い子は成人してから飲もうね！
rd「いってぇ…けど酔い覚めた、Aには無理だわ。」
『よっし、久々にケンカするか！』
pt「俺全然飲んでないんだけど！？」
結局ぺんちゃんの必死の説得により、学校の事を忘れて飲み明かした。
(もーガチでキスして良いのかと思ったわ。)
(らっだぁ、お前今日色々とやりすぎだからね？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1436人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狸(プロフ) - フラスコさん» 鼻血拭いてくれた…ママっ！！！(((は？)最近寒くなって来てるので体調にはお気をつけながら更新頑張って下さいね！無理して風邪ひいたりしたら大変なので！走り抜けるのを応援します！ (2020年12月10日 21時) (
レス) id: 73e2984c97 (このIDを非表示/違反報告)
フラスコ(プロフ) - 狸さん» ありがとうございます鼻血吹きます（フキフキ）手を止めきらないように走り抜けます！コメント感謝です！！ (2020年12月10日 20時) (レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
狸(プロフ) - いやもう最高です(鼻血)不快なんてとんでもない！逆にふんふんしてます(キモ)これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 73e2984c97 (このIDを非表示/違反報告)
おーいお茶ゃゃん - 私も大好きだぁー。これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年12月3日 21時) (レス) id: 8cbf6f4060 (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - 良いぞもっとやれ!青春楽しんでいけぇ!? (2020年12月3日 18時) (レス) id: 2c758a340b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フラスコ | 作成日時：2020年10月31日 12時
