［d!］おい、先生と呼べ。［学パロ］

続き ページ20

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シャオロンの中学時代？
何か今と関係があるのだろうか。


ci「実はシャオロンさん、隣の市の中学校に通ってたらしくて、親もただのサラリーマンだったらしいんですよ。」

『え！？いやだって我々高校に出資するくらい大きな会社の社長クラスなんじゃ、』

ci「そうです、実は彼の親…起業に成功したらしいんですよ。」


…はぁ？！
じゃあ一気に富裕層になったって事？
す、すごい行動力の塊…確かに母親の気迫もその辺の親より凄まじかったしな。

チーノは私のお弁当を大事そうに食べながら、なんとも言えない表情で続けた。

ci「金持ちアピールするために親はこの高校に子供を入れたがる、これは織田先生も知ってるでしょ？」

『あぁ……成る程ね、んでこっちに無理矢理入学させられたと。』

そうだった、この高校は親が勝ち組の奴らばかりが通ってるんだった…「親が」ね。
どこの親も似たようなものらしい。


ci「なので我々市に来たのは高校からですが、中学時代は普通の生徒だったらしいです。」



…ん？ちょっと待って。

てことはあのつるんでた子達も元々不良じゃないと？
確かに素直で元気な子達ばかりだったな。
そうか、彼らは高校で知り合ったんじゃなくて中学の頃の………
ふとシャオロンの友達の言葉を思い出す。









ー「なぁ先生、あいつの友達になったってや。


　





ほんまはな、



寂しいだけなんよ。」ー

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