研究室01 ページ23
その後ゾムを先頭にして、地下室を探し歩いたが、どの部屋にもそれらしき物が見つからなかった。
…というか、1階だと言うのに兵士がほとんどいない。
敗戦国のその後はよく知らないが、ここまで人がいなくなるものなのだろうか。
不思議に思いつつ次に向かった所はここの城の表の入り口、所謂玄関だ。
ってあれ、この音。
zm「ん…？A、人の声せぇへん？」
『…確かにいるね。』
先程まで全く聞こえなかった音、人の声が聞こえてきた。
流石に玄関は見張りがいるか。
zm「もーシラミつぶしキツいから、あいつら問いただしてみーひん？」
『そう、だね。』
さっきまで歩いていただけやから暴れたかったんよなぁ！とか言って首を回し、指を鳴らすゾム。
いや、暴れたら侵入してるのバレちゃうでしょ。
丁度聴いていたロボロさんも同じことを思ったのか、ちゃんと暗躍せーや！と突っ込む。
コントしてる場合じゃないんだよなぁ。
それよりも。
『声、聞こえなくなった？』
zm「ほんまや、ほな行こか。」
互いに目を合わせコクリと頷くと、ゾムがゆっくり音を立てない様にドアを開ける。
zm「あれ、誰もおらん…？」
先程まで確かに人の声が聞こえてたのにも関わらず、いざ入ってみると薄暗い中に蝋燭の火が灯っているだけの、人の気配が一切しない殺風景な玄関だった。
何もない、が1番正しい表し方だろう。
声が聞こえなければ音もしない。
先程の人達はいったいどこに行ったんだろうか。
zm「絶対あの反響具合からしたら、この部屋におったはずやねんやけどなぁ。」
rb〈待って、ほんまにおらんの？玄関から通れる廊下のカメラは大体ハッキングしとるから、通ったら分かるんやけど。〉
どうやら玄関のカメラは見つかっておらず、視覚では人がいたかどうかロボロさんにも、分からないらしいが、ここから出た形跡は無いらしい。
何かがおかしいと思った3人は、不可思議な事が起きたこの場所を徹底的に調べることにした。
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フラスコ(プロフ) - onigiri710さん» コメントありがとうございます！小説は妄想の具現化なだけなので文才皆無で…。絵はすごく時間かけたので褒めて頂けて嬉しいです\‖(^○^)‖/ハイジャンプ (2020年7月3日 6時) (
レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 小説かけるだけでもすごいのにプラスイラストまで描けるだと‥‥僕の精神がおいやられていくぅぅぅ(本音、神小説に神絵を見させていただきありがとうございます(スライディング土下座)) (2020年7月2日 22時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2019年6月18日 0時
