【ヘタリア】あの日、あのとき【都道府県】

６話 ページ7

「沖縄あああああ!!!!」


あまりにも大声で驚いたが多分この声は…


『アメリカさん?』


「ああ!宮城かい?沖縄がいるって聞いたんだけどなぁ?」


やっぱり、アメリカだった。


沖縄はアメリカと中国が苦手らしいから伝えない方がいいかもしれない。


「あ、美国あそこにいるあるよ」


見つかってしまう沖縄。


「いやああああ!!島は!島は渡さない!!」


部屋の隅っこに追いやられている。


「せっかく、石油が出たんです!」


「だから、欲しいっていってるあるよ。」


「アメリカさんはもう、諦めます…」


「じゃあ埋め立て早く終わらせて、次の埋め立てに…」



「それは譲りません。」


経済大国1、２を相手にしている沖縄を見つめていると


「宮城ちゃん」「ねぇねぇ」


『フランスさんと、ロシアさんでしょうか…』


フランスはそんな問題はない。むしろ少し話が合う。


だが問題は…


「今日北海道くんいないんだ〜残念。」


ロシアだ。


北海道がこの会議に参加したくなかった原因だろう。


『わ、私は北方領土に関係してません…』


「でも、一応東北だよね?」


宮城もロシアは苦手だ。


ああ、早くここから帰りたい。


「んもう、宮城ちゃん困ってるじゃん。ロシアやめなよ。」


(ナイスです!フランスさん!)


声に出して言いたかったが本人がいるのでやめた。


「大変だな。」


『ねぇ、今絶対笑ったよね。ねぇ?』


東京は自分にはそれほど関係ないと男性と話していた。


『え、えっと…確か日英同盟のとき見かけたから…』


「イギリスさんですよ。」


そうだ。世界一長い国名をもつお方だった。


『眉毛を覗いたらカンペキなのに…』


「ﾌﾟｯ」


…つい口に出してしまった。きっと本人も気にしているに違いない。


『ああ、すみません!』


「いや、大丈夫だ。」


なんか紳士らしい一面を見れた。






「だから、尖閣諸島は俺のです!」


「我のあるよ!」

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