【ヘタリア】あの日、あのとき【都道府県】

３話 ページ4

ついに、この日がやってきた。


そう、会議の日。新幹線に乗ったときどのぐらい辛かったのか……


九州からメールがきて、沖縄遅れるそう。だろうな。


東京と日本さんと東京駅で待ち合わせしてから会議場へ向かった。


「やっぱ誰もいないな。」


「まぁ、時差とかありますし。」


書類を確認しながら言う日本に宮城は問いかけた。


『え、夜なのに行くことあるんですか。』


今度は東京が答える。


「俺は一日前に来てホテルに泊まってる。」


「それが正しいですよ。」


それからはほとんど無言で話すことと言えば、会議のことだった。


「宮城さんが思ってるより、会議は進めません。これは仮定です、仮定。」

宮城は疑問に思った。


なぜなら国なら時間を気にしないとダメじゃないの、と感じたからだ。


『ど、どうしてですか?』


「時間を気にしない方もいますし…あ、ほら宮崎さんの日向時間みたいな感じです!」


※日向時間 宮崎県民の県民性。２時集合なら２:15に来るみたいな。
　ヘタリアならいたちゃんや親分ですよ。


『そ、そうですか…』

確かに、それじゃあ会議はうまく時間通りに進まない。


「でも、今日は少し早いかもな。」


東京がスマホを触りながら伝えた。


「フフ、確かに。」


日本さんも笑う。


『もしかして、それ…』


「ええ、イタリアくんとロマーノくんですよ。」


やはり。よく日本さんや、他の女の子からよく聞いたものだ。


「女好きだから、今日は行動も早くなるな。」


でも、イタリアってことはイタリア人。


どんな人なんだろうと少しドキドキしていた。

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