# ニンムノナイヨウ ページ3
私はアジトという仮拠点のような場所についた
ボロ臭く廃ビルらしき場所だった
「 お 、○○ 。 随分遅かったね 」
『 シャルってば煩いなー 、 ちょっと 、 ほんのちょーっだけ忘れてただけだから 』
「 なるほど 。 ド忘れしたんだ 」
『 察しがよくても口には出さない優しさを後で教えてあげる 』
「 結構でーす 」
『 拒否権はない 。 多分 』
「 ええ 、 人権問題 」
『 戸籍がないうちらに人権もクソもないでしょ 』
「 あ 、 確かに 」
そんなことを話していると
ふと声をかけられた
「 ○○ 。 頼んだはずのフィンクスとフェイは何処だ ？ 」
ぱたん、と本を閉じる音を立ててそう告げる
『 後からくる 、 って いってももうじきくるよ 。今向かってる頃だと思うし 』
「 そうか 。 ならいい 邪魔をして悪かった 」
『 邪魔 、？ 』
「 ？ シャルと話していただろう ？ 」
『 あー 、いいよ全然 。 邪魔しちゃってよ 』
「 なんか俺が屈辱なんだけど 、 」
『 ええ 、 』
「 、 邪魔していいなら邪魔させてもらう 。
今回の件について特に○○おまえには先に教えておく 」
『 ？私？ 」
「 そう お前だ 」
『 なんでまた 。 私の能力メインで動くってこと？
正直言っちゃうと 、 そこまでしたいい能力だとは思わないんだけど 』
「 ああ 。 お前の能力は使い勝手が良いが攻撃と言われたら少し難がある 。
強化系らしくない強化系能力者なのだが 」
『 う" 、 』
「 あはは ドンマイ 」
「 まあ 、 メインを言ってしまうとすると今回はフェイタンを重要な役割だと俺は思う 」
『 フェイ ？ 虐殺拷問でもするの ？ クルタ族の時みたいに 』
「 いいや違う 。今回は潜入調査をしてもらおうと思ってな 。
ま 、 所謂外部からの依頼というわけだ 」
「 ああ ！ だから今日は急に集まったのか 」
「 そういうことだ 」
『 今日依頼されて今日やる 、 ってことね
いやチャンスは今回が一番高い ？ っていうこと ？ 』
「 その通りだ 。 今回が □□市でターゲット主催のホームルームパーティー 、
いや舞踏会と言っても過言ではないか 。 まあ 、 そのパーティーの主催者がターゲットだ 」
『 そこまではわかったけど 、 なんでフェイが浸入するの 、 ？
舞踏会なら私たちだけでもいいんだし 』
「 うん 。 わざわざフェイのリスクを上げる必要はないんじゃないかな 」
「 いやフェイは舞踏会来客者よりも重要な役目を果たしてもらう 」
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これ好き - 普通に内容が好き。特に後半から面白くなってる (2022年7月31日 10時) (
レス) @page6 id: 704112eb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うえい | 作成日時：2022年7月26日 22時
