噂のイケメン女子は赤羽業を溺愛しているらしい。【赤羽業】

13話 ページ14

無事に茅野ちゃんと神崎さんを救出し、私たちは旅館に戻った。
展開が早い？気にしNobody



『胸がぺったんこなの、どうにかならん？いや、私の場合もはや抉れてるし』



大浴場から部屋に戻る途中呟いた。



『皆スタイル良すぎて吐きそうなんやが。なんやねんJAPANすぎるので、矢田さん胸わけろ』



「ちょ、やめてよー！」



矢田さんの胸を鷲掴みする横で全力で頷く茅野ちゃん。



『茅野ちゃん、強く生きよう』



「うん、七瀬さんは美人だから大丈夫だけど」



『あ、え、うん、はい』



急に茅野ちゃんから熱い視線を向けられ、適当にかわす。
私が美人なのはそれはそうなのですが。


部屋に戻ると、好きな人の話題で盛り上がっていた。



「あ、七瀬さん！七瀬さんはカルマくんだよね？」



唐突に尋ねてくる中村さん。



『うーん、恋愛としての好きっていうか……アイドルに対する好きに近い気がする』



「えー、つまんないの」



『いや、でも好きって二文字じゃ収まりきらないくらい好きだし、これはアイドルにガチ恋してるようなものだから、つまりこれは恋なの？よくわからんけど、カルマくんは生きてるだけで偉い。存在が偉い。何やってもオールオッケー！』



私の言葉に皆にドン引きされた。
生きるとは。

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