温度差が40°C ページ42
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Aが辿り着いた先には二人で何やら話している星漿体の少女と高専の制服を着た前髪が特徴的な青年が立っていた。
珍しく到着の遅い伏黒を心の中で心配しつつ、その二人に近付いていく。
もうここまで来てるなら大丈夫か。と安堵しながら遠目で二人を見詰めていると突然、星漿体の少女が涙を流し始めた。
『(………前髪青年が、泣かせてる………)』
これは、いけない。と直感で感じとったAはその二人の所へとずんずんと歩みを進めていく。
その途中で見つけてしまったのだ。
星漿体の少女へ銃口を向ける伏黒の姿を。
『危ない！！！』
「！？」
「チッ………仕留め損なった……。またアイツか………」
勢いよく少女に飛び付き、目を見開いている高専の生徒であろう前髪青年(A命名)に目配せをし、兎に角黒井の所へと急ぐ。
頬に赤い線が出来ているなんてお構い無しに。
「………な！ななな何をする！！！」
横抱き。所謂お姫さま抱っこをAにされた天内は案の定顔を真っ赤にし叫ぶ。
混乱をしている所為か、所々言葉があやふやだが。
静かに、と指を唇に当て言うその姿に更に天内は顔を赤く染め上げAの腕の中で小さくなりながら呻いた。何でこんなに絵になるの、と思いながら。
『め、メイドの方！！！！！！』
「！！…………！？理子様！？！？」
「あ、ああああ黒井！！！！違う！！！これは、そのっ………！！」
その後お姫さま抱っこをされている天内に誤解を抱いた黒井を説得するのにかなりの時間を要した。
更にそうなる経緯を伝えた時の黒井の殺意に満ち溢れた瞳はヤバかった。
あれはマジ、マジの目だ。とAと天内は確信した。
それが収まるのも大分時間を要した為Aは小さく溜息を溢し、足早にその場を去って行った。
Aに手を振られた天内の赤い顔をみた黒井は瞬時に理解したという。
恋をしている目だ、と。
そしてそれを天内が弁解をするのにもまた時間を要した事は知るよしもない。
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ゆっくり - 天才羨ましい、、そっか···神ってマジでいるんだ··· (2022年10月23日 10時) (
レス) id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 作者様一言よろしいでしょうか？ｽｩ貴方は神です！！！！！！(大声)天才です！！！！！！！！！(大声) (2022年8月19日 15時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - 森さん» あ"り"がと"う"ござい"ま"す"(号泣)アｯ……………あれ、？？？私ってもしかして東大生だったのですかね？？？(錯覚)あー、成る程。私は東大生で今とても良い職場に勤めているんですよね(血涙)？？ありがとうございます… (2022年7月29日 21時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
森 - 袋様、語彙力を分けて下さいません???こんな神作品を書けるなんて、さては東大生ですか?! (2022年7月29日 0時) (レス) @page37 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます…！！そんな、……表現の仕方が素晴らしいだなんて………！！(照)これからも張り切って書かせて頂きたいと思います……！！頑張ります〜！ (2022年7月16日 22時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：袋 | 作成日時：2022年2月27日 2時
