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温度差が30°C ページ32

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『え、……と……どうしましょう……』
「ん〜、平日だから人少なくて良いね〜!!僕はこれが良いかな〜。Aさんは?」





『…………………ん?』





Aはピシリ、と固まった。




あれ、何時から名前呼びになったんだろう五条さん……てか何で「僕は」なの??あれ、もしかして一人一個でしょ?そんなの当たり前とか言われる?え、でもそんな贅沢………………





と表情は一切変えていないが頭の中では混乱をしまくっていたのだ。



『あ、あああああああ、あー、え、え????』
「ん?」


完全に壊れたAを見て五条は不思議そうな顔をする。




『……………あ、あああ、とですね………………







ご、五条……さんのお家では、……………その……ク、クレープを一人一個でお食べになられるのです、か……?』




「………」
『………あ、あれ?』


「………」
『あれ、……五条さん?』


黙りこくる五条の顔をAが怪訝そうに覗き込むとAの頬を五条は掴んだ。






『………!?!?ご、五条さん??』
「…………それ、…それ、やめて。」






な、何に対してのやめて、だろうか………と呑気に頬を掴まれながらAが考えていると五条は不服そうに頬を優しくつねる。



「………五条さん呼び。次回からやめるって言ってくれたでしょ?だからだぁめ。五条さん呼びやめるまで僕何も話さないからね〜」
『は……ふぁはりふぁしは……』



取り敢えず離してください…と掴まれながら言うと「ん、………で?」と五条は笑いながら言う。



『………え、と……………さ、』
「さ?」



『………さ、』
「さ。」








『悟さんッッ!!!!』
「!!」






大きな声を出しながらAはそっぽを向く。周囲の視線が一斉にA達に集まる。


その群衆の中には二人を見てうふふ、と微笑む夫婦もいる。



「………〜〜っ!お、思ったよりも……刺激が……………」





五条もAと同じようにそっぽを向く。








__そんな双方の耳は、微かに赤く染まっていた。

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設定タグ:呪術廻戦 , さしす組   
作品ジャンル:恋愛
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ゆっくり - 天才羨ましい、、そっか···神ってマジでいるんだ··· (2022年10月23日 10時) (レス) id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 作者様一言よろしいでしょうか?スゥ貴方は神です!!!!!!(大声)天才です!!!!!!!!!(大声) (2022年8月19日 15時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 森さん» あ"り"がと"う"ござい"ま"す"(号泣)アッ……………あれ、???私ってもしかして東大生だったのですかね???(錯覚)あー、成る程。私は東大生で今とても良い職場に勤めているんですよね(血涙)??ありがとうございます… (2022年7月29日 21時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
- 袋様、語彙力を分けて下さいません???こんな神作品を書けるなんて、さては東大生ですか?! (2022年7月29日 0時) (レス) @page37 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます…!!そんな、……表現の仕方が素晴らしいだなんて………!!(照)これからも張り切って書かせて頂きたいと思います……!!頑張ります〜! (2022年7月16日 22時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年2月27日 2時

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