温度差が29°C ページ31
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『…………あれ、何か…………………、つ、疲れてません?』
「…………はぁーーー」
「…はは、だ、大丈夫…………」
「あははっ……こ、こいつらっ………ふふっ」
Aは困惑していた。
京都での後輩との任務から帰って来ると、同級生である五条と夏油がやけにゲッソリとしていて、その姿を見て家入が爆笑をしているからである。
「……あ、ねぇ知ってる?コイツら、Aに会いたいから____」
「言わないでくれ。」
「わざわざ京都まで____」
「あーーー!!!僕、駅前のクレープ食べたくなってきちゃったなーーーーー!!」
『……………えぇ、』
家入が言葉を発そうとすると夏油、五条が遮り、何を言おうとしていたのか分からず、Aは更に困惑をした。
『え、えっと………その、クレープ、買いに行ってきます………??』
「待って、僕と一緒に行こう。」
気まずく感じ、Aがその場から逃れようとすると五条が手を上げ提案した。
………その姿を家入はまた爆笑する。
未だに五条が一人称を「僕」にし、更に口調を柔らかくして猫を被っているからだ。
一方夏油は納得のいかない顔をしていた。
そして抜け駆けか、………と溜息を吐き、諦めたように言葉を発した。
「…いいよ、行ってらっしゃい。」
「………え"、夏油………お前良いの?」
「傑………??え?は???行ってくるわ。」
『…い、行ってきます!!』
あれ、凄い………今の………夫婦みたいだな………と夏油は密かに優越感に浸っていたのは誰にも分からないだろう。
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ゆっくり - 天才羨ましい、、そっか···神ってマジでいるんだ··· (2022年10月23日 10時) (レス) id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 作者様一言よろしいでしょうか?スゥ貴方は神です!!!!!!(大声)天才です!!!!!!!!!(大声) (2022年8月19日 15時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - 森さん» あ"り"がと"う"ござい"ま"す"(号泣)アッ……………あれ、???私ってもしかして東大生だったのですかね???(錯覚)あー、成る程。私は東大生で今とても良い職場に勤めているんですよね(血涙)??ありがとうございます… (2022年7月29日 21時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
森 - 袋様、語彙力を分けて下さいません???こんな神作品を書けるなんて、さては東大生ですか?! (2022年7月29日 0時) (レス) @page37 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
袋(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます…!!そんな、……表現の仕方が素晴らしいだなんて………!!(照)これからも張り切って書かせて頂きたいと思います……!!頑張ります〜! (2022年7月16日 22時) (レス) id: e716f9f425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:袋 | 作成日時:2022年2月27日 2時