高嶺の花

◎ 強引 ページ13

You side









萩花「 おかえりー。見つけられた？」









『頑張った。クラス回っちゃった。』









萩花「 だからこんな時間かかったのね…。今頃2年の階ザワついてそう。」





『もう疲れた』





陸と楽しそうに話してる陣くんはっけん。





『 ねーじんくん 』









陣「 おーA。どないしたん？？ 」









『 掃除変わってよ 』








陣「 いやどこのいじめっ子だよ！！第一声それ？！しかもクラス違うからな？！ 」









陣くんは私がひとつ何か言ったら


３個も4個も ツッコミで返してくれる。







『 あーおもしろい。(笑) 』









どこのパシリやねんほんま…

ってブツブツ言ってる。私のツボこの人。









陸「 Aなんか手に書いてるけど何それ？？」









萩花「 え、本当だ。なんて？ 」






萩花に手を取られ





萩花「 かずま。」








陣「 いや誰やねん！！！どこの男よそれ！ 」









萩花「 あー。もしかして傘貸してくれた後輩の子？」









『そう。私がぜんぜん名前覚えないから書かれてしまった』









陸「 強引だなその子？ (笑) 」









陸「 カズマってあれか、イケメン君か！ 」









まあ、たしかに顔は整ってる。









萩花「 さいきん仲よさそうじゃん？」





ニヤニヤしながら聞いてくる萩花。






『そうかな』








陣「 グイグイくるやーん 」








陸「 えーヤダ！ Aに彼氏できたら俺やだ！！！」









『 私だって彼氏の1人や2人くらい、』







陣「 いやうん、2人はちょっと違うな？ うん、ちょっと間違えちゃったよな？」









『 陣くん彼女4人くらいいる癖に。しかも全部馬。』









陣「 …ほんまにしばくで ？？」









陸「 しかもそれ油性だよね？なかなか落ちないやつじゃん 」







『右手にグローブでもつけてこようかな。』







萩花「 厨二病感がすごいからやめとき。」









…普通に恥ずかしいなこれ。









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