彼女じゃありませんっ

昼休み ページ13

いつもの中庭の木陰で
お昼を食べることになったわたし達



お昼休みになる前に
ナナに断りのLINEしたｹﾄﾞ


ナナからの返事は


≪そういうの相手に失礼≫
≪大人の対応しなさい≫


だった





≪でもー≫

と送る前に

ﾋﾟﾛﾝ



≪いきなり２人にされたい？≫



いいえっ






涼しい顔してるナナを
お箸をかじりながら見るわたし


テミン君はナナが作ってきたお弁当を食べて
ジョンイン君は買ってきてたサンドイッチを食べてた



ﾓｸﾞﾓｸﾞと食べながら

「テミン君もジョンイン君もあのバスなんだね」
そう言ったら



「テミンとジョンインでいいから」
と テミン君ににっこりと微笑まれて



「わたしのことも名前で」
と言う流れになる ←




「いつもはね
　もっと遅い時間のバスなんだ」


「テミン君達 家は〇町で
　ｼﾞｮﾝｲﾝ君は最近知り合いの家から通ってるんだって」


テミン君の言葉に
付け足すナナに


「あ、ナナ〜 君付けはなしでしょ？」



ナナの顔を覗きこんで
ナナのほっぺを指でﾌﾟﾆﾌﾟﾆするテミン君



やめてよー///
と その手を払うナナ



幸せそう
私も嬉しくなる



微笑ましく見てた私の視界の端に
突如グラッと入り込んだジョンイン君



寝てる･･･？



「疲れてるんだね
　ダンス頑張ってるもんね」



「それもあるｹﾄﾞ 基本いつもだから
　それに今朝は早かったしね」


テミン君が苦笑いする



あまりにぐらぐらするジョンイン君に


「おい ここにもたれろよ」


テミン君が木の幹をぺんぺんする





「ん･･･」

返事のような
返事じゃないような声がして





ﾄﾝ


･･･ぇ






木じゃなくて
私にもたれたジョンイン君




えー？！

となるわたし



テミン君がジョンイン君の身体を引っ張ると
ジョンイン君の身体は私から離れたけど


ぐらっと大きく傾いて
へにゃっとなって
ぽふっと




ジョンイン君の頭が
私の膝に乗った




んえぇ！！！！！！！！！！





口をパクパクさせてるわたしに



「ごめんっ」

テミン君が代わりに謝ってくれる


ナナは
吹いてた

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