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真咲Side
宙が最年少！？
そんな訳…
だって…
俺が一番年下で、光黄くんが同い年ぐらいで…
えっ？
どういう事？
健水「あれ？驚いとるん？何でって思っとるやろ(笑)そんな顔しとるわ！」
光黄「もしかして、俺が同い年だとか思ってたんじゃない？で、自分たちが最年少だー！とか？」
図星だ…
真咲「…うん。」
怜生「相変わらず光黄は誰が見ても若く見えるんだな？まぁ、年齢順で行くと24歳の宙が最年少。その次が26歳でお前だな。んで、俺が27歳。光黄が29歳。健水は30歳。最年長が健水だ。それだけ覚えてれば、問題ないだろ？」
29…？
それにしちゃ、童顔なのか？
てか、このグループ最年長でも30歳なの？！
それより、健水くん30歳なの？！
健水「まぁ、あれや。そろそろ真面目に会議しよか。ほな、まず怜生から。」
健水くんに言われて怜生くんがタブレットを少し触ると俺たちの情報が書いてある画面からさっきの被害者の写真に変わる。
危うくえずきそうになるのを必死で我慢する。
怜生「被害者は、内村って男だった。あそこの工場の元オーナー。年は52歳。死因はナイフによる出血性ショック死。凶器のナイフは、近くの河原で発見済み。水に濡れていて指紋は撮れなかった。」
宙「内村の死亡推定時刻は午後10時から日付変わって午前2時までの間。先ほどの解剖結果より、胃の内容物から見ても、居酒屋で飲み食いしていた模様。アルコールの大量摂取が発覚。警視庁強行犯罪班3課の聞き込みで、内村は元々アルコール中毒者だった可能性も浮上。」
光黄「現場で実際に触って確認できた外傷は腹部に3ヶ所。背中に2ヶ所。致命傷は心臓まで達した腹部の傷だと断定。内村の爪の中には服の繊維と犯人の物と思われる肉片が見つかった。宙に頼んでDNA鑑定にかけてもらって、過去の犯罪者リストと照らし合わせた結果…」
タブレットの画面が、また大きく変わって容疑者リストになった。
健水「ビンゴやな！指名手配中の前科持ちか…」
光黄「杉田ねぇ。こいつ、何回目だろうね？」
皆さんが、一気にイキイキしだしたように見えた。
宙「さっき、浦正くんに聞いたんだけど、内村と杉田って学生時代から金銭関係で揉めてるんだって。きっと、それが原因だね。」
宙がそう言った。
にしても、犯人を割り出すスピードが速い。
マッハだよ？
コンマ何秒かも？
やっぱこの人たち次元が違う…
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