49.黒い影 ページ4
「どーもどーも、検問ごくろーさん。オレはこの移動酒場[豚の帽子]亭の
酒場からメリオダスも出て来て、ヒラリと手を上げて聖騎士達に声をかけた。
移動酒場、そして店長であるメリオダスの見た目に聖騎士二人はかなり怪しんでる様子。そりゃそうだよね。メリオダス見た目子供だし、私の方が少し身長あるし。
まぁ普通なら、変わってるなって思う。
「ならばそこの巨人族の女はどんな関係だ?」
「店の自慢の看板娘だよ!」
そう言った後、メリオダスはすぐ隣にいた私の腰に手をやったかと思いきやそのままグッ、と引き寄せてきた。
突然のことで反応出来ず、私は「えっ」と小さく声をもらす。引き寄せられたことで密着する体。
メリオダスは動揺する私を見て、ニッと笑うと再び聖騎士達の方を見る。
「んでもってこっちは看板娘であり歌姫!こっちも同じく看板娘だ!」
エリザベスの肩にも手を置いて得意気に言うメリオダス。
とりあえず密着するのは本当に恥ずかしいから、すぐさまメリオダスから離れれば「ありゃ」とちょっと残念そうな顔をする。いや本当にそういうスキンシップ、私は耐性が無いからやめてほしい…。
「新しいな!!」
「いいっ!!かわいい!!」
聖騎士二人の反応に思わず苦笑いがこぼれる。
そして「通ってよし」なんてあっさり道を通ることを許してくれた。
ちょっと単純すぎにも程があるんじゃないかな…。
バンいわく見習いとは言え、一応聖騎士なんだからもう少し警戒心を持った方がいいと思うんだけど、なんて…あまり警戒心を持たれたら困るのは私達なんだけど。
「あの、そんなことより…あなた達もはやくこの場を離れた方がいいですよ…!」
じゃないと死んでしまう。その言葉は飲み込んだ。だけどはやくここから退散しないと危険だ。
この人達だって、別に何も悪いことはしてない。出来ることなら死なないでほしいと思うのに。
「何奴!!?」
「なんだ!?」
それは、物凄い速さでやって来てしまった。
私達の周りを目には見えない速さで回る黒い影。
その速さに何が起きてるのか分からず、メリオダスやディアンヌはどうすることも出来ずにいた。
そして気がつけばさっきまでの二人の肉体は無くなっていて、残っていたのは骨だけ。
「…っ」
骨となってしまった無惨なその光景に、フラリと揺れる体を支えてくれたのはメリオダスだった。
698人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きよか。(プロフ) - アリスさん» いい歌ですよね。儚げな曲調がすごく好きです(’-’*)ありかとうございます!これからも頑張ります♪ (2018年11月13日 23時) (レス) id: 73661a568b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - どうも、アリスです。瑠璃色の地球、私の友達が合唱コンクールで歌いました。私も大好きな曲です。これからもがんばってください! (2018年11月13日 18時) (レス) id: 9ad0b945de (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 糞さん» 盗作被害にあってしまったため、しばらく鍵をつけさせていただいてます。ご迷惑おかけして申し訳ありません(>_<)もし、Twitterアカウントをお持ちでしたら私のプロフ欄にTwitterのIDをのせていますので、そちらからリプかDMをくださればパスワードを教えます。 (2018年9月30日 15時) (レス) id: 73661a568b (このIDを非表示/違反報告)
糞 - 前見たときは、パスワードなかった気がするのに、パスワードがあって、最初が見れない!まぁ、ある程度は覚えているので思い出しながら覚えようと思います!盗作したやつひどいですね。でも、面白いから盗作した!とか、少しでも前向きに思って頑張って下さい! (2018年9月30日 14時) (レス) id: 795dbb3df9 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - lukulukuippoさん» ほんと、呆れちゃいますよね…。もう二度とこんな目にあうのはごめんです(;_;)生活の中の楽しみと言っていただけるなんて…!そんな大きな存在になれてるのかと思うと本当に嬉しいです!更新はまだまだ続けていきますよ!これからもよろしくお願い致します♪ (2018年9月27日 20時) (レス) id: 73661a568b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きよか。 | 作成日時:2018年7月10日 16時