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93.ナルト愛である ページ5

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つまりはこうだ。
強い後ろ盾であった三代目を失った私をしっかり見守るようにという遺言により、私はこうして綱手様から「火影邸へ移り住む気はないか」と、そう提案をされてるわけで。
綱手様いわく、いっそのこと自分がよく目の届く火影邸に置いておけば危険は及ばないし常に私を確認出来るとのこと。そしてその方が楽だと言われた。
いや、楽って。楽ってなんだオイ!

それにしても…三代目火影様が遺言に私のことを伝えてたなんて。
本当に、どこまでも優しい人だ。
この里に来て、火影様や甘味屋の皆、そしてナルト、そのお友達。色んな人に良くしてもらえてる。
こんなに十分過ぎるほどに良くしてもらってるから、綱手様の申し出は正直私には受け取ることが難しかった。
これ以上甘えてしまうわけにはいかない。それに火影邸に住んじゃったらナルトとの時間が減る!これ重要!!



「あの、綱手様…お気持ちはありがたいんですが…」

「なんだ、火影邸は嫌か」

「いやそうじゃなくて…」

「だったら何だ。特に悪い話でもないだろう」



いや、うん。悪い話ではないよ。うん。
悪い話ではないんだけど。



「ナルトとの時間が少しでも減るのが嫌なので!!お断りします!!」

「………は?」


綱手様が拍子抜けしたような表情になった。
まさかの理由だったんだろう。
予想してなかった私の返しに、シズネさんもキョトンとしている。
私は至って真剣である。めちゃくちゃ真剣である。
すると綱手様は額を手で抑え、「はぁ…」と溜め息を吐いた。



「アイツがA馬鹿なのは知っていたが、お前もお前でナルト馬鹿だったとは」

「はい!馬鹿です!!」

「否定もしないとは相当だな」


ナルトは私のことをお嫁さんにするーとか言うくらい私のこと大好きだし?私もナルトのこと大好きだし?
私の全てはナルトで決まるようなもんだ。馬鹿と言われても否定しない!その通りだもん!
えっへん、と胸を張る私に、綱手様は呆れたように笑った。

94.そんな日が→←92.強い後ろ盾



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- 続き楽しみにしてます!ナルトと夢主ちゃん最高です!これからも頑張ってください!! (2022年12月27日 17時) (レス) @page47 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 貴方様のTwitter教えてください!!!(もう最高なんですよ語彙力!) (2022年12月26日 15時) (レス) @page47 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» 応援ありがとうございます!更新が遅くなりましたが、また数話upしたので楽しんでいただければと思います(*^^*)♪ (2022年9月4日 22時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - 続きが見れて凄く嬉しいです!これからも頑張ってください! (2022年6月19日 16時) (レス) @page38 id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - いちごだいふくさん» ありがとうございます!更新遅くなって申し訳ないです( ; ; )お話upしましたので、よろしくお願いします♪ (2022年6月18日 16時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きよか。 | 作成日時:2021年4月11日 20時

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