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「あっ、あの、これは！」
弁解しようとするAの前に
差し出されたのはケータイだった。
「俺とも仲良くしてよ！
連絡先ちょーだい？」
明るい金髪の頭をこてん、として
にこにこしている。
「こら、佐久間！」
「じゃあ、おれもー。」
制止する照をスルーして
阿部も便乗してケータイを取り出す。
Aも連絡先くらいならと、
出されたQRを読み取った。
「ME全然ケーキ食べてないじゃん。たべたべ。」
阿部はAにケーキを
食べるように促す。
「しゃべるのに
夢中になってました。」
Aはいただきます、と手を合わし
ケーキにフォークをいれる。
「すごく美味しい！
クリームの甘さが絶妙。」
「でしょでしょ？」
食べる手が止まらないAをみて
他の3人は満足げに笑う。
そのワンシーンが
とてもアイドルらしいなとAは
密かにメモをした。
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作者名：プポプポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/homepupo/
作成日時：2020年4月8日 10時
