回想3 ミンソクside ページ45
ミンソク『どうした!?』
ジュンミョン「ミンソガ、ちょっとでもこっちに戻って来れる時間ある!?」
ミンソク『何だよ!?何があったんだよ!?』
オレの慌てる様子を見て、メンバー達は耳を傾けていた
ジュンミョン「Aが…!」
ミンソク『A!?Aがどうした!?』
ジュンミョンもテンパっているのだろう
しどろもどろに経緯を話してくれた
ジュンミョンの話によると、今日の収録後、バンに乗り込む時に押し寄せたペンにAは引っ張られ、転んだと言う
過激なペンには困りものだが、問題はその後だったらしい
転んだAは、自力では立ち上がれず、近くにいたチャニョルとジョンインによって起こされたが、すごく軽かったと…
Aは大丈夫だ、心配かけてゴメンと言うが、目の下のクマはタオなみに濃くなり、言われてみれば、Aが食事をしている所をほとんど見ていないと言う
ジュンミョン「Aは寝てるって言うけど、バンの中でも寝てるところなんて見ないし、宿舎でも遅くまで起きてるんだ。
食事もみんなの分は作ってくれるけど、作ってる時につまみ食いをする程度で、ちゃんと食べてる所を見かけないって、ギョンスも言うんだ」
何が大丈夫だよ…
忙しさにカマかけて、連絡が来ないから弟達にも頼れるようになったんだと思ったのが間違いだった
ジュンミョン「オレ達にも少しは頼って欲しいけど、Aは絶対に何も言わないんだ…
だから、ミンソガだけが頼りで…」
ジュンミョンだって、他の弟達だって頼って欲しいに決まってる
誰だって弱っていくメンバーを見たくない
そうまでしても、口を割らないAには困った
ミンソク『明日は午前で仕事が終わって、次の日の午後まで時間があるから、そっちに戻るよ』
ジュンミョン「ミンソガだって大変なのにゴメンね」
ミンソク『まったく…オレらのヒョンには困りものだなwww』
電話を切ると、メンバーは話を理解してくれていた
ルハン「どこまで意地張るんだろうね」
クリス「まったくだな…」
レイ「頑張り過ぎちゃうのがヒョンの悪いところだよね」
タオ「もっと頼ってくれればいいのに…」
ジョンデ「ミンソギヒョンも無理しないでね?」
こんなにも心配してくれる仲間がいると言うのに…
本当Aには、困ったものだよ…
翌日、メンバーの協力を得て、スケジュールが早めに終わり、オレはその足で韓国に向かった
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作者名:るーくす | 作成日時:2018年12月30日 1時