[yftm] Part2_* ページ15
* * * * * *
また今日も雨の降る日。
「ともたか、話があるんだけど」
もうHAPを出る時間。
ともたかを呼び止めると、
居心地の悪そうな表情を見せた。
「えっと…今日、だいちくんと帰るので…」
ともたかは早く立ち去りたい様子だった。
チョイチョイ、と指で
だいちくんの乗っている車を差した。
「俺の家で話したいんだけど
無理…かな…」
断られて虚しくなるのがオチ。
なのに、家に誘ってしまった。
「…」
ともたかは黙ってしまった。
流石にこのタイミングで
誘われると思わないよな。
「…分かりました、
ちょっと待ってて下さい」
断られる、と思ったのに。
ともたかは小走りでだいちくんの元へ行き
ぺこぺこと頭を下げている。
それから、ともたかは車に乗らず
だいちくんは車を走らせた。
見送ったあと、ともたかはまた
此方へ戻ってくる。
「では、行きましょうか」
ふわり、と微笑みかけられる。
何故断らなかったのか
俺は聞かなかったし、
ともたかも話さなかった。
ただ静かに、俺の家まで足を進めた。
家につくまで何も話さなかった。
家についても。
ただ無言でともたかも俺も
ベッドルームに入った。
ともたかはベッドに横になり、
俺はともたかの服を丁寧に脱がした。
俺は自分で服を脱いだ。
淡々と一言も言葉を発することなく
その行為を進めていった。
静かな喘ぎ声と荒い息が響くだけだった。
* * * * * *
「…じゃ俺、帰ります」
何度果てただろうか。
疲れて瞼が落ちてきたころ、
ともたかは起き上がり
悲しそうにそういった。
「…シャツ汚れてるよな
俺洗っとくから
ともたか、俺の着ていいよ」
一見ともたかの為を思って言っている様に聞こえるが、自分の為。
ともたかの匂いが欲しかった。
欲にまみれた、汚い人間だ。
「……はい」
ともたかは一言そう言って頷いた。
何もかもわかっているような眼だった。
でもともたかは俺に従った。
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ちぃ(プロフ) - はじめまして。そして完結&お誕生日おめでとうございます…！更新されるの毎日ワクワクしながら読ませて頂きました…！全部大好きです！！続編全力でお待ちしております！本日はステキな1日になりますように！ (2019年9月15日 12時) (
レス) id: 855d50c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - いつも楽しみに更新を待ってました(*´ω｀*)そして！お誕生日おめでとうございます！短編集にたなとま多く取り入れようかな…笑 続編待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: d70a483de9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで更新ありがとうございました！そしてお誕生日おめでとうございます！素敵な一日になりますように…！絶対はじだい小説描きますので！続編を待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: 0a2930288c (このIDを非表示/違反報告)
なすび - 玉ねぎさん» 素敵なリクありがとうございました！ヤンデレ書くの下手なのですが…喜んでいただけて嬉しいです！また書きますね！これからもどうぞ宜しくお願いします〜！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
なすび - あやさん» 本当ですか！？嬉しいです！はい！ありがとうございます！いつでもお待ちしております！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすび | 作成日時：2019年7月1日 2時
