畑 ' s 短 編 集 2

贋物 yhhi ページ44

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ゆゆside







『ね、ぎゅーして？』





やふへゐ
「はいはい、



……俺、これでも彼女いるんですけど？」






『だって、この関係作り上げたのやふへゐくんでしょ、』





やふへゐ
「……そうだけど、」






私達はハグをするだけの関係。





……ハフレ。






この関係が始まったのは少し昔。






____.1年半前





♪〜♪♪〜





『もしもし？』




やふへゐ
「……今から会える、？

話はその時する。」






珍しい、やふへゐくんが暗い声をしている。








やふへゐ
「彼女と別れた。」






公園で会うなりそう言う。







『ふーん……』






友達だし、どうでもいいって言うのが本音。






やふへゐ
「だからさ……





慰めてくんない？」







『は？』






何言ってるの、この人。



あからさまにおかしな顔をする私を見て

ため息をつく。







やふへゐ
「いや、そういう事じゃなくて。


少しだけ甘やかしてくれるだけでいい。」






『……どーやって？』





やふへゐ
「……ハグして、小さい子あやすみたいによしよしって頭撫でて欲しい。


こんなこと、頼めるのゆゆしかいないから。」





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