【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ24)

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@shp_love (24) ページ24

『……？手ですか？』

私はショートピースさんの方に右手を差し出す。

するとショートピースさんは私の手を握った。

『えっ！？』

私は思わず右手を引っ込めようとしたが、ショートピースさんに右手を引っ張られ、引っ込める事はできなかった。

shp「目、つぶってください」

私は何が何だか分からず、ショートピースさんの言われるがままに、目を閉じた。

shp「俺、ショッピに声似てるんで、目を閉じればショッピと手を繋いでる感じあるでしょ」

私はその言葉を聞いて、心臓が跳ね上がった。
そして体中が熱を帯びる。

shp「我々だを、ショッピを好きになってくれてありがとうございます」

静かに呟くショートピースさん。

その声が本当にショッピ君そっくりで、目の前にショッピ君が居るんじゃないかって、錯覚してしまう。

今手を繋いでいるのはショッピ君。
そう感じてしまった。

そう思うと、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない。

ショートピースさんの……ショッピ君の手と、繋いでいるんだ。

ゴツゴツとしていて、大きくて、少しひんやりとした手。
その手が、私の手を包み込んでいる。

私は思わず目を開ける。

目の前には、寂しそうに微笑んでいるショートピースさんがいた。

shp「少しは、ショッピっぽかったっすか？」

『……はい』

私はそう返事をすることしかできなかった。

私の返事を聞いたショートピースさんは、うっすらと笑い、私を煽ってきた。

shp「これだけで恥ずかしがってたら、まだまだ子供っすよ」

『なっ！？』

shp「じゃー子供は早く寝てください」

ショートピースさんは、ヒラヒラと手を振り、帰って行った。

そんなショートピースさんが、ショッピ君のように思えてきて、胸が締め付けられた。

『そんな訳ないよね……』

私は自分の部屋へ行き、買ってきたアイスを頬張った。