【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ18)

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＠shp_love (18) ページ18

夕焼け空の下、ショートピースさんと並んで帰った。

いつも通る道なのに、少しだけ心が弾んでいるのを感じた。

ショートピースさんは、私を家まで送ってくれた。
ショートピースさんの家も、私の家からさほど遠くない所に住んでいるらしい。

shp「じゃーまた来週の土曜日会えたら」

『はい！送ってくれてありがとうございます！！』

ショートピースさんは軽く手を振り、帰って行った。

ショートピースさんの後ろ姿がドンドン小さくなっていく。
そして、ほんのりとタバコの匂いが、辺りを漂っていた。

私は自分の部屋へ行き、Twitterを開く。

そこにはショッピ君の呟きがあった。

ショッピ＠我々だ＠Peace_wrwrd
今日は色々と楽しかった

『なんかいい事でもあったのかな？』

私はリプを押す。

A＠我々だ垢＠shp_love
返信先＠Peace_wrwrd
何かいい事でもあったんですか？？
良かったですね！！
私も今日は楽しいことが多かったです！！

ショッピ君もいい事あったんだな。
何してたんだろう。

ショッピ君の事を沢山考えた。
大好きな大好きな推しの事を。

でも、チラチラとショッピ君以外のもう1人の人物が頭をチラつく。

ダークブラウンの髪色で、少しタバコの匂いがするショートピースさんの事だ。

『本名、紫原雄大さんか〜。かっこよかったな……』

私より絶対年上で、大学もたぶん卒業しているであろうショートピースさん。

私のクラスメイトの男子とは違って、落ち着いていて、大人っぽくて、凄くドキドキした。

筋トレを誘った時なんか、断られたらとか、キモがられたらとか、ましてや嫌われてたんだっけとか、思考がショート寸前だった。

『また来週の土曜日、会えたらいいな』

私は頬を緩ませ、毎日19時に投稿される我々だの動画を心待ちに待った。