【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ17)

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＠Peace_wrwrd (17) ページ17

一緒に筋トレをして何時間たっただろうか。

俺は顔の汗を拭き、服をパタパタさせ、風をおこす。

Aさんは一生懸命、筋トレをしていた。はずだったんだが……

shp「何してるんすか？」

『あ、や、アハハ〜……』

俺はAさんが背中に隠したものを取り上げる。

shp「スマホで何撮ったんすか？」

Aさんのスマホを没収して、目の前にスマホをさらす。

『あー……ショーt、紫原さんの腹筋を……』

Aさんは俺から目をそらし、アワアワと慌てていた。

shp「はぁ……消してください」

『嫌です！』

清々しいほどに大きい声で拒否された。

shp「ダメっすね。俺が消します」

『うわぁぁ〜！ダメです！消さないでください！！』

Aさんは俺にガバッと抱きつき、俺の手からスマホを奪おうとしてきた。

だが身長が足りなくて、俺が掲げたスマホにAさんは届かない。

それでも諦めず、ピョンピョンとジャンプをして取ろうとする。

……Aさんの胸が凄くあったとる。

俺は無自覚、無意識のAさんに耐えきれなくなり、口を開く。

shp「はぁ……今回だけっすよ。もう隠し撮りしないでくださいね？」

俺が諦め、呆れたように言うと、Aさんはぱぁーっと明るくなった。

『ありがとうございますっ！！』

俺からスマホを受け取り、大切そうにスマホを握りしめた。

『あ、紫原さん！』

Aさんは何かを思い出したかのように、俺を見た。
そして……

『筋トレお疲れ様でした！！』

二パァーっと満面の笑みで俺に言った。

完璧に油断していた俺は、この一言と、Aさんの笑顔に、顔が熱くなった。

『……？紫原さん？』

shp「何でもないっすよ……」

俺は赤くなっているであろう顔を隠し、Aさんに見えないようにした。