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グリム「え?手伝えって?」
『そうよ〜だって私たち魔法が使えない可哀想な子なんだもん。使えるグリムくんがパパーって直しちゃえば雨漏りもすぐに無くなるよ?』
グリム「やーなこった!オレ様はちょっと雨宿りしてるだけの
思いやりを知らないモンスターめ。少しくらいは手伝ってくれてもいいじゃない!
右手のゲンコツをぐりぐりとグリムの頭に押し付けた。
ユウ「つめたっ!うわ、さらに雨漏りが......」
大きな窓から外を見ると先程より雨脚が酷くなっていた。
これ以上酷くなる前に何とか対処しないと、水浸しになって本当に建物の意味をなさなくなる。
『早くバケツを見つけてこよっか』
***
ひとつ歩を進めるだけで深く軋む床。
明かりのない廊下は薄気味悪く、蜘蛛の巣があったりボロかったりするせいでそれがまた気味の悪さを上々させていた。
『あ〜むり、私こういうの超苦手。何かが出てきそうで......』
ユウ「今、なにか物音がしたような」
『ユウくん驚かせるためにわざと言ってる!?』
ユウくんの方を向き必死にそういうの止めてくれと、グリムを抱き潰しながら言った。
するとユウくんは私の顔ではなく、それより後ろを眺めて指を指した。
ユウ「あ、あれ......」
グギッグギギッ、と音が聞こえそうな感じに私は顔を後ろへと向けた。
?「ひひひひ............イッヒヒヒヒ.........」
?「久しぶりのお客様だあ〜......」
?「腕が鳴るぜぇ〜」
目は霞み始め、口は魚のようにパクパクするだけで声が出ない。
?「イーッヒッヒッヒ!」
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白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます!!結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです!!亀更新ですが頑張ります!!(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです!!!更新頑張ってくださいー推しって誰ですか? (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます!! (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白凪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時:2020年8月4日 21時