恋柱の継子は一途な恋をする ４ 【我妻善逸】

酔っ払い　２ ページ15

未だ、善逸くんに接吻を迫られている私・・・。

もう恥ずかしくて、頭が回らないわ・・・！



善逸：「ちゅっ、てして〜！ ちゅー」

A：「いやーーー！！！」

善逸：「ぐぇっ・・・！」

A：「っ・・・！」



きゃあああーーー！！！

どっ、どうしよう！

善逸くんのみぞおちに、思いっきり殴りを入れてしまったわ・・・！



A：「善逸くんっ？！ 善逸くん・・・！ しっかりしてーーー！！！」

善逸：「・・・・・。」



私の馬鹿、馬鹿、馬鹿・・・！

いつもは内に秘めている特異体質の力が、爆発しちゃった・・・。

善逸くん、ごめんなさいぃぃぃ！！！



宇髄：「善逸、伸びてんな〜！ ぶはっ、あはははっ」

蜜璃：「不可抗力よねっ？！ そうよねっ？！」

A：「恥ずかしくて、つい・・・。 善逸くんが起きないんですが、大丈夫でしょうかっ？！」

伊黒：「その内、起きる。安心しろ」



あれから・・・

蜜璃さんと伊黒さんとは居酒屋の前で別れ、宇髄さんは善逸くんを担いで、家まで送って下さった。

今度、宇髄さんにお礼をしなくちゃ！



善逸：「・・・、んっ」

A：「善逸くん、起きた？」



布団からゆっくりと体を起こす、善逸くん。

酔いは、醒めたのかな？



善逸：「あれ・・・？ ここ、家？ 俺、何してたんだっけ・・・？」

A：「善逸くん・・・、ごめんなさい！」

善逸：「えぇっ？！ なに、急にっ？！ Aちゃん、どうしたのっ？！ それは何に対しての、ごめんなさいなのぉぉぉっ？！ まっ、まさか・・・！ 離縁だったりするっ？！ 俺、なんかしたっ？！ Aちゃんが、嫌がることしたのっ？！ ちゃんと直すから、離縁だけはやめてイヤァァァーーー！！！」

A：「善逸くん、落ち着いて！ 離縁なんて、しないから・・・！」

善逸：「ほっ、本当にっ？！ よがっだーーー！！！」

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