恋柱の継子は一途な恋をする ４ 【我妻善逸】

酔っ払い　１ ページ14

善逸くんとの合同任務を終えた、その帰り道。

街で、蜜璃さん、伊黒さん、宇髄さんの三人と出会った。

お腹も空いたということで、皆で居酒屋に行くことに。



「かんぱ〜い」



宇髄：「今日は、俺の奢りだ！ 感謝しろ」



一番年上である、宇髄さん。

この人数の食事を奢って下さるだなんて・・・、素敵！



蜜璃：「Aちゃん、これも美味しいわよ！」

A：「んー！ 本当ですね、美味しいです！」



伊黒：(甘露寺、可愛いな・・・。)

善逸：(Aちゃん、良い食べっぷり！ 可愛い〜！)



私と蜜璃さんの周りには、既に山積みとなった皿が置かれている。

ここの居酒屋、美味しくて箸が止まらないわ！

会話も弾み、数時間が過ぎた頃・・・。



善逸：「Aちゃ〜ん」

A：「ひゃ・・・！」



突然、善逸くんが私の腰に腕を回して、抱き付いて来た。

吃驚した・・・！



善逸：「Aちゃ〜ん！ うへへへっ」

A：「どっ、どうしたのっ？！」



三人の前で、恥ずかしいわ・・・！



宇髄：「善逸の奴、顔赤くねぇか？」

伊黒：「酔っ払いだな」

宇髄：「こいつ、酒弱いのか」



善逸くん、お酒を飲んだのっ？！

いつの間に、注文してたのかしら・・・。



善逸：「Aちゃ〜ん、ちゅーして！ ちゅ〜」

A：「なっ、なに言ってるのっ？！ こんな所で駄目、駄目、駄目ーーー！！！」

善逸：「えー、何で〜？ 誰も見てないよ〜！ ねぇ、ちゅ〜」



見てるから・・・！

三人が見てるから！

宇髄さん、ニヤニヤしないでくださいよーーー！！！



蜜璃：「するのっ？！ しないのっ？！ どっちなの〜？」

伊黒：(俺は、甘露寺としたい・・・。)

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