ピンクレモネード。《 iw × sk 》 (ページ49)

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Episode : 049 ページ49

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また佐久間のとこにでも来たのか？おせーよ、今更...心の中で1人呟いてそのまま通り過ぎようとしたら、彼はすれ違いざまに俺に向かって呟いた。名前を呼ばれたわけでもなんでもないのに、その言葉は間違いなく俺に向けられている、と完全に理解した。

mm「__________あんまり、佐久間くんに構わないで。なんにも知らないくせに」

......なんにも、知らないくせに、か...。

意味深な言葉が、胸の中で引っ掛かる。

iw「......お前って、佐久間のなんなの？」

思わず、振り返ってそう聞いてしまった。目黒も、ゆっくり振り返ったかと思えば、小さく笑った。余裕そうにも意地悪にも見えるその笑顔のまま、彼は言った。

mm「関係ないっしょ、別に」

予鈴が鳴り響く廊下。目黒はそれだけ言って行ってしまい、1人で立ち尽くす。関係ない......目黒からみたら、確かにそうなのかもしんないけどさ。

俺の中での佐久間の存在って、もうそんな言葉じゃ打ち消せないくらいデカくなってんだよ。

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