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Episode : 022 ページ22
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GWに入ると、帰省する奴らもいて寮の中はいくらか人気が減った気がする。まぁ俺も帰ってこい、とは言われたけど、荷物の片付けと課題があるから、と理由をつけて今回は寮に残った。
康二も今回は見送った、と言って、絶賛2人でゲーム中。
iw「腹減ったな。なんか買いに行くか」
kj「せやなぁ、食堂もこの時間はやっとらんし」
決まった時間しか食堂は開いていないため、小腹が空いたり食べたいものは近くのコンビニまで買いに行く必要がある。まぁでも、外出届けとかその辺くらいならないし、門限までに戻ればなんの問題もない。
財布とスマホだけ持って康二の部屋を出ると、なんだか廊下は賑やかだった。なんだろうと思って賑やかな方を見ると、どうやら誰かが入寮してきたようだ。家庭の事情で途中で入退寮する生徒が時々いるから、珍しいものでもないんだけど。
ふと、気になったのは背が高い目黒がいたから。
それと、その隣に見えた小柄な__________。
kj「......えええっ?!佐久間くん?!」
sk「......あ！康二！」
kj「え、え?!どないしたん?!」
sk「ちょっと急なんだけど、俺も寮に今日から入ることになったから...よろしくね！」
手を取り合ってわーい！なんてはしゃぐ2人。
その向こうで、段ボールを抱えたまま鋭い視線を俺に向ける目黒。
......なんだか、波乱の予感。
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作者名：翠恋
| 作成日時：2021年10月24日 0時
