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帰り道�� ページ5
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......まぁ、そんな感じで告白されて、思わず頷いちゃったから今に至るわけで。
いや、でも俺は結構......ううん。かなり先輩のことが好きになっていて、隣に並ぶだけでもなんならまだ緊張する。それなのに。
「だいちゃん......俺、歩くの早い？」
「そ、そんなことないです！」
「じゃあさ、隣おいでよ」
「は、はいっ...」
振り返った先輩は、小さく俺に手招きする。そっとちょっと距離を開けて追いつけば「もうちょいね」と腕をひかれて、どきどきが増した。
......先輩、は、なんだかこういうことには慣れてるのかな？
それとも、やっぱり、俺のことそんなに好きじゃないから......どきどき、しないのかな？
心の中で疑心暗鬼しながら、先輩の他愛もない話に、なんとか相槌を打って、質問に答えて。最近の帰り道は、俺にとって、かなり心臓に悪い。
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作者名：翠恋
| 作成日時：2020年6月2日 22時
