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「へぇ...なんか変なものでも食べた?」
『全く心当たりないから困ってんじゃん!はぁ...』
あの後いのちゃんの手のひらに思い切り噛み付いて怒ってることを伝えたら、取り敢えずって渡してくれたハンカチを俺は体に巻き付けている。
あの最低な発言をしておいて、全く気にしてる様子はない。
これからどうしよう、と困る俺と違って、いのちゃんは年上だからなのか、落ち着いていた。
「とりあえず、しばらくはだいちゃん家から出ちゃだめだよ?」
『...だな。こんなんじゃ、バイトも出来ないし』
「とりあえず1週間は様子見たら?風邪引いたことにして。原因や元に戻る方法探すのにもその方がいいと思うけど」
『そうだな。じゃあ店長に電話しないと』
俺がそう言って立ち上がろうとするといのちゃんは「待ってて」と言って立ち上がる。そして、俺のスマホを持ってきて通話画面にしてから目の前に置いてくれた。
こういうことを、サラッと出来るいのちゃん。
さっきみたいな発言さえなければ、本当に良い彼氏なんだけどなぁ。
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翠恋(プロフ) - 名無しさん» 名無しさま、コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!またどこかの作品でお会いできたら光栄です、呼んで頂きありがとうございました! (2020年3月28日 7時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 完結おめでとうございます!小さくなった有岡くんを想像しながら読んでいました。世界観が優しくて、読んでいて癒されました^_^ (2020年3月27日 22時) (レス) id: 2b47a80d13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2019年12月12日 17時