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『はあ〜……』
私が朝からため息をつく理由なんて、もちろん藤井くんしかない
誰かに取られる前に、私が……と、昨日決めたはいいものの…
あれだけ好き好き言われても余裕な振りして軽く流していた手前、今更好きだとどんな顔して言えばいいのか……
……やっぱりもう少しタイミングを待ってみてもいいんじゃ…
なんて、甘かった
《本社の都合で、今日から1ヶ月間一緒に仕事をする、山本さんです。》
未「山本未央です、今日からよろしくお願いします」
頭を下げるその子は、若くて、可愛くて、キャピキャピしてて、私とは真逆の女の子だ
こんな可愛い子がきちゃ、藤井くんも鼻の下伸ばしちゃうでしょうよ
そう思って、隣の藤井くんに目線を向けると
『……藤井くん?どうしたの?』
「…なんでもない、ちょっと飲み物買ってきます」
明らかに様子がおかしい。
焦ったような、怯えたような、……絶望したような?
とにかく、藤井くんのあんな表情見たことない
あの子と、なにか関係があるんだろうか
……気になる。
私はその日、週末でもないのに中間さんのお店に立ち寄った
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有香(プロフ) - 続編楽しみにしてます! (2018年8月5日 23時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - シルフじゃなくて、シラフですよ! (2018年7月3日 23時) (レス) id: 1bd8f95c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウガオ | 作成日時:2018年6月23日 20時