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1押しのカクテルをちょうだいと言われ、カッコつけてブルーラグーンを出した
久々に会ったてっちゃんがとてつもなくかっこくなってたせいか私は別に言わなくてもいいカクテル言葉まで饒舌に語ってしまった
「"誠実な愛"こそAにピッタリだと思うよ」
目じりを下げて微笑む姿に胸がキュゥッと締めつけられる
『へへ、てっちゃんすごいかっこよくなったね
てつやイケメン化計画第二弾見たけどやっぱり実物の方が素敵』
なんだか今日はてっちゃんにすごい積極的になってる気がする
「っ………………」
バーの中は暗くて分かりずらいけどてっちゃんの顔は赤く染ってる
『ふふ、ファンの人たちもすごい喜んでたね
てっちゃんはオレンジ髪も似合うけどこういう暗い髪色もすごい素敵』
「Aも…髪の毛サラサラだね」
てっちゃんの指が私の髪の毛をすくってハラハラと指の間から零れ落ちる
その動き一つ一つが官能的で私はドキドキと心臓を高鳴らせる
『てっちゃん、ほか何か飲まれますか?』
空いたグラスを見て私は尋ねる
「うーん、じゃあ…………
レモンサワーひとつ
Aも飲もうよ。俺につけといて」
『じゃあいただきます』
私はレモンサワーを作りてっちゃんに差し出す
なんだかジントニックが飲みたくなって私はジントニックを作り
てっちゃんと乾杯した
『いただきます』
「はーい」
一口含むとライムの味が口に広がりやっぱりジントニック様様って感じ
タバコに火をつけるてっちゃんに灰皿を差し出す
「Aはタバコ吸わないの?」
『あー…たまに…………』
「そっかぁ」
『タバコ吸う人はヤダ?』
「ん?そんなことないよ」
そう言うてっちゃんにほっと胸を撫で下ろす
「レモンサワーめっちゃ美味しい」
『よかった』
ふふ、と微笑み私はお皿の片付けとかをする
「Aほんとに努力家さんだなあ」
ふとてっちゃんの口から出た言葉
その言葉に私はなんだか救われた気がした
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あ おき(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2021年2月19日 8時) (レス) id: e52f2c52a7 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 待っておりました…!こちらの作品も楽しく拝見させていただけたらと思います!更新お疲れ様です!頑張ってください!!! (2021年2月19日 0時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あ おき | 作成日時:2021年2月18日 21時