フィールド20 ページ21
−骸side−
「こんな私…気持ち悪いでしょ?怖いでしょ?醜いでしょ?」
忌みの子のは勇気を出して言いました。
拒絶されるのを覚悟して言いました。
ですが……
「わぁ!キレイな目!」
＿＿＿"キレイ"。
親からも怖がられたこの目を優里ちゃんはそう言いました。
忌みの子は嬉しさのあまり、嬉し涙をこぼしました。
その日から優里ちゃんは、夕暮れ時に毎日来るようになりました。
夕暮れ時は1番忌みの子の監視が緩む時だからです。
そして、優里ちゃんは毎日忌みの子にいろんなことを教えました。
世界のことやこの村のこと、感情、勉強までも教えてくれました。
そんな時間が忌みの子は大好きでした。
そんな時間が優里ちゃんも大好きでした。
ですが、そんな幸せも長く続かず、数ヶ月後に優里ちゃんは村人に見つかってしまいました。
そして、忌みの子の目の前で処刑されてしまったのです。
忌みの子は無力でした。
初めて、優しさや愛情を教えてくれた優里ちゃんへの恩を仇で返してしまったのです。
忌みの子は無力さに対する悔しさや情けなさに涙を流しました。
その数年後。
村全体が大火事となりました。
村人全員が亡くなった中、1人だけ生き残った人がいました。
それは、忌みの子でした。
忌みの子がいた部屋は固いコンクリートでできていたため、焼死せずにすんだのです。
その大火事の中、忌みの子は泣いていました。
大火事が終わったあとも、いつまでも、いつまでも…泣いていました」
そしてAは「これでおしまい!どーだった?」と聞いてきました。
その時、Aは笑顔でしたが、悲しげにも見えました。
そして、僕はあることに気付きました。
__________もしかして、この昔話は彼女自身の話なのではないのか…と……。
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クレヨン(プロフ) - タナトフィリアさん» コメントありがとうございます!!イタリア語を消したら指定しなくてよくなったのでイタリア語が原因だったのかな…??これからも地道に更新していきますので、よろしくお願い致します^^* (2020年1月2日 18時) (
レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア(プロフ) - リボーンはNGワードじゃないので、外しても問題ないですよ〜♪めちゃくちゃ面白いです!!!!更新楽しみに待ってます!!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - 和堂 桜さん» 和堂桜さん!この小説にもコメントと評価をしてくださり、本当にありがとうございます!これからも宜しくお願いします!! (2016年7月12日 19時) (レス) id: 54c9ec19aa (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - ロールさん» ありがとうございます!!ものすごく嬉しいです!これからも宜しくお願いします!! (2016年7月12日 19時) (レス) id: 54c9ec19aa (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 初めまして！この作品とっても面白くて思わず評価しちゃいました！（一番右端)更新頑張ってください！（お気に入りも・・しちゃいました） (2016年6月11日 10時) (レス) id: 3721faa57b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレヨン | 作成日時：2016年2月26日 20時
