ようじょはしることをしった (ページ5)

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わからないわからない、と呟くシシーを見て困惑する3名。まさか、自分の名前が分からないくらいに薬物に浸されているだなんて思ってなかったからだ。

それとも元から付けられていなかったのか、そうかもしれないけど本人が分からないと言っている以上、真実はわからないのだ。

呆然としていた3名。その中の一人であるゾムは急に体をプルプルとふるえあがらせたかとおもうと、声を発した。

zm「ぐ…………」
snem「ぐ？」

zm「グルッペーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

それは、普段声がでかいと言われているコネシマやロボロに負けず劣らず、否、それ以上かも知らないぐらいの大声。

シシーを抱えたまま、ゾムは食堂に走った。その後ろを慌てて追いかけるしんぺい神とエーミール。

ﾊﾞﾝｯｯ!!!!

と扉が壊れるんでは無いかと思うほどの力で開かれる扉。

gr「どうした、ゾム。そんなにあw…」

食堂にいたのはロボロとトントン、そしてグルッペン。

そんなに慌てて、そう言いたかったグルッペンの言葉はゾムの大声によって遮られる。

zm「こいつ、名前ないんやって！！！！どうしよう！グルッペン!!!!!!!!!!!!」

は？？？と言葉を漏らすのはトントン、うるさ、と顔を顰めるのがロボロ、面白そうに口元を歪めるのがグルッペン、扉付近で息を上げてるのがエーミールとしんぺい神だった。