理想 ページ31
.
『あっつ……』
涼しい電車から降りると
夕方なのにまだまだ暑い
改札内はこの時間は人が多くなるから
改札を出て 妹を待つことに
日陰のベンチが空いていたのでそこに腰掛けて
A駅の外のベンチで待ってるから
とラインを送った。
日が暮れるのが早くなってきたとはいえ
まだ8月
日陰で少しばかり涼しいけれど
気を抜くとボーっとしてしまう
携帯をいじるのにも飽きて
ボーっと駅に来る人を眺めていると
細身で長身の男の人が目に付いた。
最近の男の人って腰高いし足細いな…
羨ましい…
お、眼鏡かけてる。
眼鏡かけてる男の人結構好きなんよな
芸能人だと 錦〇亮くんがいっちばん好きやけど
付き合うならあんな感じの男の人がええよな。
色白くて華奢で長身で眼鏡…
私の理想像そのものやん
ってあれ、細身のイケメンこっち近づいてくる
改札こっちやないのに
というか近くで見ても結構整った顔しとるな。
目の前まで来ると
ニコって微笑んだ。
イケメンさんそんな可愛い顔も出来るん？？？
なんなんこの人の沼計り知れん､､､なんて思ってたら
｢やっぱりAや！｣
え？なんで私の名前知ってる？知り合い？
こんなイケメンさん1回見たら忘れるはずないのに
いやでもこんなシュッとした高身長で細身のお兄さん知り合いに…………
おったわ…
『……え？駿ちゃん？』
普段の眼鏡と違うから分からんかったけど
このイケメンさん知り合いやわ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 216人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃわん | 作成日時：2021年7月25日 0時
